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2019/04/12 22:29
子供の名前
明治生命が昨年11月に発表した、多かった子供の名前(9月までの集計)
平成30年間で多かった名前は、確かに7,8人集まるとたいてい一人はいるくらいの感じはあります。
今日の昼、子供の名前から、漢字の読み方が話題になりました。
昭和56年に「翔」の字が、人名用漢字に追加されることになってから、よく使われるようになり、今でも続いているようです。
この字を「と」と読むのは、司馬遼太郎の「翔ぶが如く」からきていて、名前の世界で「翔」を「と」と呼ぶようになった。など言われることがあります。
たしかに、正式な漢字辞典(漢和辞典)では、「とぶ」は「飛ぶ」「跳ぶ」しか載っていません。
従って、現代の正式な「見解」では、「翔」を「と」と読むのは当て字、ということになってしまう。
ところが、歴史的にはそうともいえないのです。
11世紀末から12世紀にかけて作られた漢字の辞典である『類聚名義抄』の中に「翔ぶ」を「とぶ」と読むというのが出ています。
必ずしも当て字というわけではない。ともいえるのです。