94件のひとこと日記があります。
2019/04/05 22:41
売り切れ続出
万葉集関連の書籍売り切れ続出
角川ソフィア文庫『万葉集』計2万部重版。
「新版 万葉集」「はじめて楽しむ万葉集」も合計3万部重版。
日本の古典が注目されることは、とても良いことだと思います。
「梅花の宴の前文」は、大伴旅人の作と言われています。万葉集の編者とされている、大伴家持の父親です。
生年によると、家持は旅人53歳(満年齢)のときの子供なのです。
旅人の「正妻」は大伴郎女(生年不詳)というひとで、大宰府に同行し、行った直後に亡くなっています。
家持の母は、丹比郎女丹比(推定 生年不詳)というひとです。
旅人の妻として記録があるのはこの二人ですが、旅人の子供では、家持が最年長ということになっています。
「正妻」に子がなかった、ということなのかもしれません。
資料が限られていることもあり、まったく違う話かもしれません。
旅人は、「梅花の宴」の翌年夏、奈良で満66歳で亡くなります。
このとき家持満13歳。
この間の、実母 丹比郎女丹比についての記載は見当たりません。離縁したというような記録も特にありません。
どうしていたのでしょうね。母と子。
現代の感覚で考えても無意味ですが。
記録では、丹比郎女丹比、旅人の没後約50年後に亡くなっています。家持が亡くなる4年前です。