おもちゃのちゃちゃちゃ

おもちゃのちゃちゃちゃ

私も聴いたり歌ったりした記憶がありますが、今も、幼稚園などでも歌われています。

「おかあさんといっしょ」でも結構頻繁に歌われています。
「いないいないばあ」のワンワン、ことちゃん（チョー、空閑琴美）歌唱のCDもあります。
小さい子供も、この曲を聴くと、「ちゃちゃちゃ」とか言って、身体を動かしたり、歌ってみたりします。

普通に童謡？かと思うと、調べてみると、この曲は、なかなかの歴史のある曲なのです。

元々は1959年（昭和34年）大人向けの音楽バラエティーのコントに使用される挿入歌とし作られたもの。

なんと、その原曲、「おもちゃが夜会を開く」見つけました。どういうライブなのかよくわかりませんが、貴重だと思います。「子供向けの歌」に動画UPしています。

その後、はじめの「おもちゃが夜会を開く」をもとにして、子ども向け用に全面的に歌詞をリメイクし、メロディを一変更、1962年（昭和37年）8月にNHK総合テレビの幼児音楽番組『うたのえほん』で「今月の歌」として歌われ、大ヒットとしました。1963年（昭和38年）には第5回日本レコード大賞童謡賞を受賞しています。

以前、この曲を調べた際、いろいろ面白い（？）ことがわかりました。

はじめの作詞は、野坂昭如。直木賞作家で、あの「火垂るの墓」を書かれた作家です。
そして、この野坂昭如というかたは、作家であるとともに、歌手でもあり、参議院議員だったこともあったかたです。
また、大勢が見ていて、カメラも回っている、なにかの舞台上で、映画監督のひとを、いきなり殴り、その監督も殴り返す。という事件があったそうです。ユーチューブにそのときの映像があります。

そして、たいへんな酒豪。

葬儀の時に、施主の奥様が、弔問者への謝辞で、「野坂バカ野郎」と言われた、という話もあります。

なんか、すごいです Σ(´∀｀；)


そしてなんと（たいしたことではないですが）2015年の12月19日。

私は、たまたま用があって、青山のほうへ行ったのですが、そのとき、青山葬儀場のほうから、なにか音楽が聞こえるので、「なんだろう」と思い、葬儀場のほうへ行ってみると。

その年の12月9日に亡くなった、野坂昭如さんの、音楽葬　というのをやっていたのです。

めちゃ寒くて、風も強い日だったのですが、「おもちゃのチャチャチャ」を知っていた私は、なんとなくそのまま聞いていました。

そのうち終わったらしく、参列者の方が出てこられたのですが、私の連れと、私がわかった方では、檀ふみさん、小山明子さん（映画監督の奥様）、阿川佐和子さんがいらっしゃいました。

看板の写真は、その時、私が撮ったものです。

阿川佐和子さんは、この、看板の前で、写真とか撮っていらして、実は、看板の前の阿川さん、盗撮したのです。まずいかもなので、その写真は載せませんけど (´；ω；｀)