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2022/02/22 14:09
競走馬とドーピング
2021年のケンタッキーダービーを勝利したメディーナスピリットの栄冠が剥奪となった。禁止薬物が検出された事によるドーピング違反。
メディーナスピリットはすでに昨年末、その短い生涯を閉じている。調教後の心臓発作によるもの。
彼の最後の勇姿は昨年11月に行われたブリーダーズカップ(アメリカの競馬の祭典)でクラシック部門に出走し2着となったレース。ゴールを目指して外から必死に前の馬を追い詰めようとする姿に何かしらたまらない悔しさが込み上げてくる。
これから先 彼の名前が語られる時、必ず付いてまわるであろうケンタッキーダービー失格の馬 や ドーピング違反の馬などの汚名。
馬が悪いのか?! 否。何ひとつ馬が望んだものではないはずである。
馬の信頼を裏切り、馬のイメージを傷付け、馬の名誉を奪ったのは人間だ。(人と馬の深い絆や信頼関係も沢山知っているが)
メディーナスピリットの場合亡くなってしまっているので、その走りで汚名返上のきっかけさえ作れない。
もし馬が人間の言葉を語れたなら…そう思うとやはり馬と関わる人の存在はとても大きなものだと思う。