回想…。（その２）

その子は、網とバケツは持って来ていたのですが、虫採り自体が初めてだったのでしょう。

虫採りに行ったら、各々がバラバラになってやる…。というスタイルだと思ってなかったのか、どうして良いか解らず、暫くは皆の行動を観察していました。


年長者の我々も、何か有ったらマズイので、たまに横目にチラチラ確認しつつ…、
ｿﾚでも、自分達の虫採りに熱中して、何も教えず、何も手を貸さず…。
(^_^;)


そのうち、その子も諦めたのか、見よう見まねで田んぼに網を入れて、何やら捕まえ出したようでした。



ひとしきり虫採りに興じた後、各々が捕まえた物を持ち寄って、品評会が始まります。


ｹﾞﾝｺﾞﾛｳや水ｶﾏｷﾘを捕まえる子は、フタの付いた容器、ザリガニや泥鰌なんかを捕まえる者は、バケツに大量に捕まえた戦利品を、
各々が自慢気に見せ合い、讃え合ったりするのが、毎度のﾙｰﾃｨｰﾝなのですが、


いよいよ最後、初めてのその子のバケツには、捕まえたボウフラが大量に入っていて、ウネウネと動いておりました。
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大量の、高濃度のボウフラ水です。
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ボウフラは素早く動かないので、幾らでも捕まるのですが、そんなの持って帰ったら、親に無茶苦茶怒られます。
(^_^;)


その子が、戦利品を持って帰ってママに見せる…って自慢気に言っていたのですが、

教えてあげたら良かったのでしょうが、何となく…


言わずに持ち帰らせてあげました。
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今でも…、


ボウフラを見たら、


あの時、
『ボウフラは蚊の幼虫だから、持って帰ったら無茶苦茶怒られるよ…。』


って、教えてあげたら良かったなぁ…。


って、今更に思う、今日この頃です。

(^_^;)(^_^;)(^_^;)