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2021/02/15 19:08

'21共同通信杯回顧+若干の今後の展望

 事前予想は散々な結果になった。
 まあ、正味分析しようという方向性が間違っていたと言わざるを得ないか。

 スローになるのはメンバーからある程度察してはいたが、当日未勝利含めてそれなりに流れていて、時計も出てなおかつ前目も残っていたこともあり、「何かは流してもおかしくないのでは…」と希望的観測に揺らいだのもあるかもしれない。
 しかし蓋を開ければ新馬戦と見紛う超スロー。結果的には能力分析ではなく位置を「予想」するだけのレースだった。
 行った馬は残ってないとも言えるが、勝ち鞍が重不のみの1勝馬と前走超スロー2番手で大敗した馬を除けば(つまり明確に不向きらしい馬を除けば)1,2,3番手で決着したとも言える。

 スタミナ、流れた中での決め手、スピード能力、問われるものが極端に少ないレース。各馬の分析サンプルとして見ても得るものがほぼないレースだったと考えている。
 当日の2400戦も2.27.2の超スローだったが、レース上がり34.2で上がり最速34.0とそこまで速くないことから、風の影響もあるのか時計は出るがスローでも上がりはそこまで出ないコンディションだったかも知れず、それを考慮すればやはり通信杯は上がりの限界値だったのでは。勿論、能力高くスローでも切れる馬がいれば、このレースを差しても32秒台などで詰められないことはなかったかもしれないが、少なくともそういう馬はいなかったということか。

 なのでクラシックに向けてどの馬が良さそうとも良くなさそうともほぼ全く言えない、と。強いて言えば、最内は少し悪かった可能性があるのでそこはひとまず置いてそこ以外を回って来て何もなかった馬はクラシックで出番はないだろうということぐらいか。
で、当該馬は1頭のみ。やはりほぼ得るものはない。

 勝ち馬に関して言えばこれまでのレースを見ても競馬は上手いが、今回のレースに関しても言えるのはそれだけでパフォーマンス面では特に何もない。勿論悪くはないが良い内容も何もないレースだったか。
 同じスローにしても、10秒台が2つ入ったイスラボニータ、究極の末脚使ったスマートオーディンのような内容でもなく最後も甘め。新たに何も証明されたことはない。
 勝ち時計の1.47.6は当日の未勝利1.46.7を下回り、上がり含めて数字的には見るべきもののないレースではあるが、この未勝利勝ち馬が共同通信杯に入っていたとして勝てたというわけではないだろうというのが競馬の一筋縄ではいかない部分。逆に、未勝利のレースに上位馬が入っていれば「おそらく」勝ち負けではあるはず。あくまでレースレベルからその「はず」としか言えないのが通信杯のレベルの低さなのだが…。
 確実に勝てたといえるのは能力の裏付けがある朝日杯組2頭ぐらいで、クイーンCの内容からしても朝日杯(≒JF)の数字的価値は「ペースが流れた場合には」十分に高いと言えると思う。

 ステラヴェローチェについて見誤ったのは、勝ちにいかなければいけない立場ではなかったことか。切れ味で必ずしも上でないことはこれまでのレースで十分察せられたこと。
 「陣営から見れば」このレースは教訓で、今後は同様の形にすることはないだろう。

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