6件のひとこと日記があります。
2021/02/02 08:13
'21きさらぎ賞各馬評価/展望 (前半)
※適宜追記予定
●アクセル…初戦は軽い阪神1800でスロー逃げ切り。恵まれた展開で評価できる内容ではなく、前走もスローだったが重め中山2000で大敗。前有利な流れで後ろからになったとはいえ、前より脚も使えておらず、血統から重めの条件も合わなかったか。
今回、中山よりは軽い条件ではあるが前走程度の馬場と流れで甘くなっているとなれば、いまの中京2000でもあまり良いとは思えない。
●アランデル…初戦は開催後半函館1800でスロー決め手勝負を新馬勝ち。前走は2歳OPの中山2000でスロー寄りから決め手勝負を2着。
似たような流れで好走、今回もそう変わらない流れになると思われるのである程度は注意が必要だが、特段の内容でないとも言えるので勝ち負けまではどうか。
血統的には父ハービンジャーで重め中京は悪くはないが、全兄がマイラーで近親もやや短め向きの馬が多い印象なのでやはり特段向いている条件とは思えない。
●ショウナンアレス…5戦目で未勝利勝ちしての重賞参戦。相手なりならクラス上がっても通用の可能性はあるが、適性的にはどうか。
未勝利勝ちは軽い阪神でのスロー寄りからの加速→減速ラップでの勝ち。重め京都2000での内容も良くなく、血統的にも母系が短距離寄りとあって条件替わりはいまひとつか。
●ジャンカルド…初戦は少し重い馬場での超スロー上がり勝負で新馬勝ち。前走はスローからのロンスパ戦で甘くなりながらの2着。
どちらもスローで参考にはしづらいR。前走はロンスパで2着ではあるが、行った行った行ったで決まったRで、甘くなっているのもあって強調はできない。
重め馬場で走っていて、血統的にもいまの中京は合いそうではある。
●タガノカイ…逃げ候補。切れないがしぶといタイプ。ダンシングキイの系統で、徐々にその良さが出てきている印象。
前走同コース勝ちだが、そこから馬場悪化してきているのがどうか。「馬場悪化進行」「ラスト急坂コース」どちらかなら適度に上がり掛かって良い印象(京都勝ち、前走中京勝ち)だが、両方だと決め手なさが際立たないか(前々走阪神負け)。
●ダノンジェネラル…新馬勝ちからの参戦。
軽い阪神1800勝ちではあるが、上がりのトップスピードが速く、近い内容だった2着馬が次走好内容勝ちしたのをどう見るか。
良い相手に勝っているので良い可能性もあるが、軽い馬場で超スローの1戦だけに証左はなく、単に2着馬が潜在的に良かった可能性もある。
父ドゥラメンテに祖母ラスティックベルなのでポテンシャル高くてもおかしくはないが、初戦の内容だけだと何とも言えないので評価しづらく、人気サイドだと中心にはしづらい存在。ただ、中内田師×ダノックス×主戦川田騎手なので、元々関係者の評価は高いのかもしれない。
●ディオスバリエンテ…新馬の内容は、当時の馬場を思えば出色の決め手で、2,3着馬がともに次走素晴らしい内容で勝ち、世代トップ候補だが、きさらぎは回避で共同通信杯。向こうでも主役か。
●トーセンクライマー…ゴールドシップ×欧州サドラー×欧州ミルリーフ×Robertoでとにかく重い血統。
初戦は秋の少し悪化ある福島で最後まで伸びて新馬勝ち。派手さはないが、2着馬は次走強い相手の2着、3着馬は次走好内容勝ちとそれなりの相手に勝ってはいる。
前走は特別戦で大敗だが、行った行った行ったで決まったRで、スローから道中ペース上がるところを押し上げるロスの大きい競馬になってのもの。血統的には最も苦手そうな機動力を求められ、かつ最も負荷の掛かるポイントでより動くことになっているので見直せる余地はある。開幕週中山から直線長めの重い中京で条件も好転。
●ドゥラモンド…前走はマイルG1で未経験の速い流れにもそれなりに対応してまずまずの内容。2戦の内容がさほど良くなかっただけにやや意外な好走だったが、母系は軽めのスピード血統だけに高速馬場でマイル前後の方がむしろ良いのかも。
そう考えるなら、延長+いまの中京2000替わりというのは良い条件替わりとは言えない。前走より良い条件と見るなら買う一手だが、そうでないなら軽視だろうか。