ジャイアン新聞2

オイラはエスカレーターを下って帰りかけたんだ。

そしたらようさっきのウマジョが走って来たんだ。

ウ「さっきの馬券当たりましたよぉ！めっちゃありがとうございます」

俺「よかったぞう。でも見ず知らずの買い目に乗るか乗らないかは姉ちゃんたちが決めるこった。つまりはギャンブルに姉ちゃんたちは勝ったんだぞう。姉ちゃんたちの手柄だぞう。おめでとうよう！じゃあな」

オイラは歩き初めたんだ。
そしたらよう

ウ「あのぅ。よかったら晩御飯でもどうですか？勝たせてもらったし」

おおう！こりゃ俗にいう逆ナンじゃねーか！逆ナンなんてAVでしか見たことねーぞう。だがこれはチャンスだ！女の子とならケーキバイキングもオイスターバーもカップルや女子しか入れない店に行けるじゃねーか！もう駅前でオイラと一緒にバイキング行ってくれいと声かけなくてもいいんだ。ただでさえ中国人ばかりに声かけてしっちゃかめっちゃかになるってのに...これは大チャンスだ！

だが...だがな...
オイラはどうしても映画がみたい！
いや、見るんだ！
いや、見なきゃ負けなんだ！
ケーキ/映画 ケーキ/映画 カキ/映画
うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ〜

断ってしまった....

映画を見に行った。面白かった。
(マスカレードホテル)

帰りにお腹がへって寿司屋に行ったんだ。ふと周りを見回したんだ。
カップル、家族連れで賑わってた。

ビールをクイッと飲み、おもむろに寿司を口に運んだ。

いつもよりネタがしょっぱかったんだ。

オイラの涙だった...

何が負けだったんだ？と心の中で問いかけた。

オイラの性格に乾杯！


ジャイアン