28件のひとこと日記があります。
2019/02/03 21:52
期待値は振り返るもの
「その馬券の期待値」を算出すると謳う予想家が多い。ルーレットやトランプのように、賭けるモノが不変の要素を持っているならまだしも、競走馬に関しては走るか走らないかすら分からない生き物。
だからこそ、その時々に応じて様々なファクターを読み解き、柔軟な予想をしなければならない。
などと言っていると、競馬における期待値という言葉そのものを否定しているように見えてしまうが、私の場合、それは過去にのみ存在するものだと考えている。
昨年のデータ(南関競馬のもの)の中から、後半の100レースをピックアップしてみる。
的中率は8.7%、合成オッズの平均値は13.6倍なので、期待値は1.1832だったことが分かった。
この数字が意味するものは、
「2018年のある日から年末にかけて買った馬券の平均期待値」
以外の何ものでもない。
この時と予想スタンスや馬券の買い方は変わっていないので、今でも1.18付近の期待値で馬券を買っているはずだが、年始からの成績は的中率7.1%、合成オッズの平均値は14.5%なので、102.95程度に落ち着いてしまっているのだ。
苦手な新馬戦の増加、年明けの転入&再格付けなど、様々な要素が相まっての結果なのだが、明らかに不調である。
先述の数値から、私が中穴党であることが透けて見えてしまっているのだが、中穴党だからこそ、この数値を1発で埋めるレベルのホームランを打つようなことは無く、もしこの差(0.16)を埋めるものがあるとしたらそれは奇跡の連続的中のみだ。
つまり0.08×0.08×0.08....やめておこう。
馬は生き物だが、データ化された確率はある程度収束する。さらに「不変では無い」今その瞬間のレースを見つめ、紐解き、馬券術そのものを進化させ、
「今年の馬券は期待値1.20だった」
と言えるように頑張ろう。
そしていつか、期待値予想という超人的特殊能力を手に入れる日が来ることを切に願う。