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2018/01/29 12:49

偽美談 番外編

感無量の有馬記念週を終え、競馬はしばらくやめようと思っていた。

この2ヶ月の緊張感は本当に最高だったがもういい年だ、ツキというのはそんなに続かない事は知っているし、今回ばかりは燃え尽きた感を全身で感じていたからだ。

キタサンブラックはまだまだ現役で行けるほど元気だという話だが、自分には余力が残っている気がしない。

しかし今回初めて挑戦した、人の為の競馬。

これはなかなか良かった。

そんな折、嫁さんがこんな事を言う。

「辞めなくてもいいんじゃない?好きな事は我慢しないほうがいいよ。」

なるほど。

無意識だったとは言え、我慢のし過ぎで体調を壊した事も事実。

嫁さんがそう言うなら少しだけ自分のためにのんびりやってみるか、調子も良い訳だし。

それから1月28日までの成績は見事だ。

わずかひと月余りで、すでに250,000円。

利益なら嬉しいが、もちろん損益である。





自分の為には見えない力は発動せず。

やれやれではあるが、すっかり元気になった俺は仕事にも復帰できた。

美談の様で、ただのギャンブル談だと言われれば恐らくそれが正論であろう。

レベルの低い身の上話を偽美談として恥ずかしげも無く披露してしまった訳だが、この2ヶ月が自分にとって本当に大切だった事は事実だ。

競馬が俺を救ってくれた。

一旦自分から競馬を離れたが、また向こうから誘いに来てくれた。

やっぱり好きだな。

これからもずっと競馬とは関わり続けていく事だろう。

1章冒頭で書いた通り、競馬での一喜一憂は素晴らしい。

世の全ての競馬ファン万歳。


文才のかけらもない稚拙な乱文を披露した事には一定の後悔もあるのだが、この不思議な体験と思い出を残しておきたくて記録した。

気分を害した人が居たとすれば、申し訳ない限りだ。

最後までお付き合い頂いたことに感謝する。



※的中談などは本来好きでは無く、あまり書きたくはなかったのだが、目標額を設定した構成であった為、あえて数字を書き込んだ。
自慢などでは決してないということを理解していただけると幸いだ。

もちろん、年末で締めた年間成績がプラス収支になったのは、今回の一度限りだということもお伝えしておく。

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  • キタサンブラック
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