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2017/10/07 14:19

我慢せず敵をつくらず解決できる話法「DESC法」って?

言いなりもケンカ腰もNG! 納得がいく第三の解決方法って?


人と話し合いをして何かを決める必要があるとき、あなたの会話はどのような展開を見せますか? 本当はやりたくないのにいつも誰かの言いなりになり、我慢して引き受けている。もしくは「絶対に無理!」と頭から拒否し、依頼した相手に抗議する―――。話し合いがいつもこれらの方向に進んでしまう場合、両者にとって最も納得のいく方法で議論を進める必要があります。その方法の1つが「DESC法」。
DESC法とは「1.D(Describe)客観的に描写する」「2.E(Express)自分の考えを表現する」「3.S(Specify)特定の提案をする」「4.C(Choose)他の案も選べるように選択肢を広げる」という4つのプロセスによって話し合い、問題を解決していくコミュニケーション方法です。

DESC法を使えば、仕事を上手に断れる!
たとえば、仕事の腕を見込まれ、上司からたびたび仕事の依頼が来て困っている人はいませんか? 任せてくれるのはうれしいけれど、これ以上仕事が増えたらもう限界。しかも、職場には自分以外にもたくさんスタッフがいるのに……。こうした状況の中、以下のようにDESC法を使って上司と上手に交渉してください。

1.D(Desccribe)客観的に描写する
まず、自分と職場の状況を客観的に描写します。
「仕事を割り振っていただいてありがたいのですが、私は今、3つ大きな仕事を抱えています。隣のAさんなら、今比較的手が空いている状態のようです」

2.E(Express)自分の考えを表現する
仕事量のバランスに対して、自分の意見を伝える。
「これ以上お引き受けすると、長時間残業をしても終わらないと思います。他のスタッフとの間に仕事量の差が出てしまうのも、よくないのではないかと思います」

3.S(Specify)特定の提案をする
自分の「一押し」の提案をする。
「今回の仕事は、ぜひAさんにお願いできないでしょうか?」

4.C(Choose)代案も選べるように選択肢を広げる
前案だけでは難しいことも考えられるので、代案も用意する
「Aさんには難しい仕事でしたら、Bさんに応援をしていただけるよう、私からも頼んでみますがいかがでしょうか?」

仕事以外でも使えるDESC法
客観的な状況や自分の意見を明らかにしながら解決の選択肢を広げ、その中から妥当な解決を一緒に選んでいくのがDESC法。この方法なら、断りにくい提案でも相手の気分を害さずに上手に断ることができます。しかも、代案の選択肢を複数示して一緒に考えることにより、相手との信頼関係を深めながら、よりよい解決方法を考えることができます。
なお、このDESC法、職場だけでなく学校や地域などあらゆるシーンで使えます。たとえば、次に示すように役割決めの難しい学級委員やPTA役員を決める際も、DESC法はオススメです。
D「どなたも立候補者はいないようですね」
E「私としては、ぜひ立候補された方にしていただきたいのですが」
S「では、残念ですがジャンケンで決めるということでどうでしょう?」
C「他にオススメの選定方法はありますか?」
上記のように進めていけば、大方代案は出ないのでジャンケンで収束していくことが多いでしょう。この方法なら、反感を買わずに結論を出しにくい問題をスムーズに解決することができます。
ぜひ、提案を上手に断りたいときや問題をスムーズに解決したいときは、このDESC法を活用してください。

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  • はるお (鳩ショ)さんがいいね!と言っています。

    2017/10/07 15:41 ブロック

  • 乙茶庵1971年物さん

    おじゃまいたします
    ビジネスライクな世界であります。

    仕事のマネジメントもさることながら、ヒトとヒト同士の関わり方も心得た方...。

    働いたり、..勉強しながらだったり..習い事などの..たくさんのヒト同士の関わりで、育ってゆく感性であります。

    ヒトをおもいやる優しいヒトは、..やっぱりデキル方が多いと感じます。

    2017/10/07 15:00 ブロック