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2019/05/20 21:21

損小利大・損大利小

株式取引や、外国為替証拠金取引(FX)など投機の世界で
よく使われる言葉
「損小利大」というものがある。逆は損大利小である。

・損小利大
損が小さく、利益が大きい取引を狙え
・損大利小
損が大きく、利益が小さい取引はするな

ということ、…ではない。

この言葉には前提がある

損小利大は利益を上げるため
『勝率を犠牲にする取引』であり、
勝率は低いが、敗北時の損も小さい

損大利小は利益を上げるため
『資産リスクを義性にする取引』であり
勝率は高いが、敗北時の損が大きい

大事なのは『』内。
投機である限り、リスク無しはありえない。何かのリスクは必ず負う。
ただしリスクの種類は選べる。
ならば短期間で大金を失う資産リスクだけは選ぶべからず。

逆に言えば
「勝率を追うな(勝率を追えば必然的に資産リスクが高まるため)」
という意味の格言なのだ

これは、競馬でも同じことが言えるだろう。
勝率を追いたければ、複勝1.5倍ほどで手を打てばいい。
なんなら複勝1,1倍でもいい。
一般に倍率が低ければ低いほど勝率は高く、たくさん的中するはずだ。

でも、1.5倍で「おいしい」と言うために、いくら突っ込むべきだろうか。
1万円突っ込んで勝てば5千円が得られる。負ければ1万円の損。
10万円突っ込んで勝てば5万円が得られる。負ければ10万円の損。

どの程度が「おいしい」かは資産によるだろうけど、必ず2倍の損のリスクは追わねばならない。
トータルでは、3回に2回勝たねばマイナス。

三連複で、穴馬含み10点の勝負をする場合はどうだろうか。
1点100円で1000円の勝負。
勝てば数万円〜15万円ほど、勝率は低いが、負けても1000円、勝てば10万円級。
1レース1000円負けて勝てば10万円なら勝率1%でトントン。
お金があるなら1レース1万円負けて、勝てば100万円でも同じだ。
3回に2回も勝たねばならない複勝本命サイド勝負と比べてどうだろうか?

遊びで買うにせよ、儲け目当てで買うにせよ、後者のほうが優れているとしか思えないのだ。
100レース(約3か月)全敗でも、計10万円負けたって、さほど高い遊びでもない。
(一方、1レースで10万円飛んでしまう賭けは、遊びと思えない)

「当たってこそ楽しい」という価値感もわかる。
勝率が高くないと楽しくないじゃん。そりゃそうだ。
競馬場に行く人は特にそうだろう。だれだって全敗で帰りたくはない。
ワイド3倍でも当てたいじゃ無いか、その通りだ。

だから僕は競馬場に行かないのである。

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    2019/05/30 22:23 ブロック