44件のひとこと日記があります。
2019/04/21 11:29
期待値という言葉
「期待値」って言葉は数学の言葉なのですが
ギャンブルも確率統計のゲームなので、よく持ちいられます。
「ただし、たいてい間違って使ってる」
たとえば、多くの予想家が、このマイラーズカップの予想で
・ダノンプレミアムは「1着期待値がXX%以上」
などと言っていますが、それは期待値ではありません。
たんに確率です。(細かく言えば主観確率か尤度確率)
期待値とは、「確率に対して重みをつけ、その重みとの掛け算で得られる数字」です。
馬券で言えば、重みとはオッズなので
・確率×オッズ=期待値
つまり予想回収率のことです。
もし、ダノンプレミアムの推定勝利確率が70%以上であれば
単勝1.5倍×0.7=期待値1.05以上
1以上なのでプラスが「期待」できる、ということになります。
その馬が70%で来ることが「期待」されるという意味の言葉ではないんです。
繰り返し言いますが、「1着70%以上」というのは、「確率」です。
でも、確率では、得られる結果が評価ができない。
仮に単勝1.1倍なら、70%の高い勝率でもマイナス収支が期待されちゃいますからね。
なので、重み(オッズ)を掛け算して期待値を算出するんです。
競馬トータルプラスを目指すには
「期待値が1以上の馬券を買い続ける」以外に方法はありません。
だから期待値を持ちいるのは正しいのですが。
間違った意味で使っている人が多いのは残念です。
※ちなみに「回収期待値」という言葉を
「当たった時に、いくら得られるか。」という意味で使ってる人もいました。
当たった時はプラスに決まってるやろ・・・。(トリガミでないかぎり)
たしかに、当たった時の利益を「期待」してるけどさ。
期待してれば何でもいいわけじゃないから!
正確に意味が定義されている確率統計の数学用語だから!
もうめちゃくちゃ。