読書していたら競馬に役立ちそうな記述があ

読書していたら競馬に役立ちそうな記述があったので紹介します。

1着に賭けられた掛け金総額の40％を馬iが占めているとき、同じ馬の二着以内入賞の目には15％しか掛け金が集まっていないなら、二着以内入賞に賭けるほうがたくさん儲かるというわけだ。このような儲けのチャンスは普通、一日のレースで二回ないし四回めぐってくる。（ リチャード・セイラー『行動経済学入門』 p.193）


競馬という賭け「市場」は、驚くほど効率がいい。オッズは、賭けに勝つ確率をきわめて高い精度で予想している。このことは、競馬の賭け手たちに相当高度な専門知識があり、市場を真剣に受け止めていることの証である。にもかかわらず、本命＝大穴バイアスと、二着、三着以内入賞馬の賭けに見られる市場の非効率性という、理論では説明しきれない二つの例外事象が厳然と存在する。（ リチャード・セイラー『行動経済学入門』 p.203）



儲かる確率が最も高い馬券は一番人気の本命馬が二着で入るケースだったという。参考にしたい。

最終レースはそれまで負けた人が大穴を狙うので人気薄馬のオッズが高くなってしまう（勝つ見込みのない大穴馬が手ごろな穴馬に見えてしまう。たとえ大穴が当たっても割に合わない）というのもおもしろい。


オッズが18倍を超えると期待配当率は急激に落ち込む。
オッズ100倍では期待配当率はわずか13.7％になってしまう。
（100回のうち1回勝つのではなく、実際には、730回に1回勝つだけ）