スナック・パドック「2024年・オークス」終えて・Part２

マスター「アドマイヤベルはどこにいたんだ？」
ガミ「ベルもゲートを出て右に大きくヨレてとなりの馬と接触していたっす」
オレ「扉開閉器の近くだったから影響があったな」
ガミ「道中はチェルヴィニアのすぐ前にいてレースに参加してたっす」
マスター「そうか、いたのか」
オレ「位置的には悪くなかったぞ」
ガミ「直線に向いてチェルヴィニアが伸びて行ったのにベルはそのまま走ってたっす」
オレ「そうだな、中団のままだったな」
マスター「それじゃあ名前を呼ばれないのも仕方ねぇな」
ガミ「目立ちたがりの武史にしては地味なレースだったっす」
マスター「横山家の名前に恥ずべき行為だよな」

今夜のスナック・パドックはオークスの話題で盛り上がった。ボッシュの最終オッズは２.３倍だった。勝ったチェルヴィニアが４.６倍までオッズを下げたのはルメールに期待を込めたファンの願いだった訳である。その願いが見事に届き鮮やかな勝利を手に入れたルメール。１番人気の桜花賞馬・ボッシュに対して勝つための作戦を立ててそれをものの見事に実践しての勝利だった。強い馬に勝つための作戦は先週のヴィクトリアマイルで学習していた。「チェルヴィニアが勝つためにはテンハッピーローズをやるしかない」オークス３勝男の見事な決断である。桜花賞ではドバイでのレース中の負傷でチェルヴィニアには乗ることが出来なかった。ムルザバエフが乗って13着に沈んでいる。最後の直線で不利を受けて思うように走ることが出来なかった。デビューから３戦全てルメールが乗って３戦２勝、ノッキングポイントの下で厩舎期待の一頭であった。「チェルヴィニアならやれる」ルメールは虎視眈々狙いをボッシュ一頭に定めて作戦を決行した。素晴らしい勝利だった。ルメールの勝利だった。今後もこの男の騎乗に注目してレースを見て行かなければ競馬は始まらない。ルメールよ、これからも競馬の楽しさを伝えて欲しい、頼みます。