ロケットマン。

　外国馬の実績はアテにならないという人も多いでしょうが、ことスプリンターズＳに関して言えば逃げ・先行型の外国馬が３勝。去年のウルトラファンタジーはともかく、サイレントウィットネスもテイクオーバーターゲットも１番人気を背負っての圧勝でした。

　さて２年前のクランジで全盛時のセイクリッドキングダムと大接戦を演じて一躍世界の競馬ファンの注目を集めたロケットマンでしたが、骨折休養から復帰した昨年は肝心の処で勝ちきれずにＧ１・２着が３回。特に暮れの香港では地元勢を完封したのに南アのジェイジェイザジェットプレーンに頭差競り負けて、「このまま国際Ｇ１勝てずに終わってしまうのか？」と心配もしました。でも今年ドバイで念願の国際Ｇ１勝ちを果たし、返す刀で地元Ｇ１も奪取。おそらく今が一番の充実期と云えるでしょう。右回りは香港でしか経験ありませんが、むしろ左回りよりスムースなコーナリングを見せます。火曜に芝で速い処をやって金曜にも上がりを伸ばす攻めの調整は陣営の意欲の表れ、昨冬の香港でセントウル２着馬ラッキーナインの２馬身前に居た実力をじっくり鑑賞させていただきましょう。

　本当は現地観戦したいのですが、当日はモトＧＰもありますので自宅かな・・・。