201件のひとこと日記があります。
2012/08/02 01:26
くらべてみるか。
先ほどグッドウッドで行われた英G1サセックスステークスは例によって Frankel の完勝。昨年は逃げて圧勝でしたが今年は半兄をペースメーカーにして余裕綽々の抜け出しでした。そして引き立て役にされた Farhh (英国実況だと「ファッハー」って言ってますね)よ、なぜインターナショナルSまで我慢できなかったんだ・・・まさか今年の最終目標はローマ賞!?
それにしても欧州のマイル戦というのは遅い・・・というと語弊がありますね。でも本当に「遅い」んですよ、最初の半マイルが。今年からサセックスSの中継映像(RacingUK)にも1F毎のラップが表示されてたのでラップ表を起こしてみました。
15.01-12.54-13.20-12.23-11.15-10.89-10.72-11.88(1分37秒62)
前半の半マイルが52秒98で後半の半マイルが44秒64って・・・前後半の差が8秒34なんて、日本なら2歳の新馬戦かと思うようなラップですね。「そりゃ Frankel が強いからそんなレースになるんだろ?」と思われる向きもあるかもしれませんが、余程硬い馬場で先行馬が揃わなければだいたいこんなものです。その証拠に先週日曜の仏ドーヴィルで行われた牝馬のマイルG1ロートシルト賞の前半1000m通過が1分4秒9、上がり10.7-10.5-11.3(32秒5)で勝ちタイムが1分37秒4。なるほど欧州からマイルCSに遠征してきた外国馬がこぞって苦戦するのが判りますよね。昔JCに来日する欧州勢の好走条件に「北米芝G1での好走実績」というのがあって今では死語と成り果てていますが、ことマイラーに関しては北米実績必要かも知れません・・・もっともBCマイルからマイルCSというローテはほぼありえないので、これからも欧州組は凡打を積み上げるのでしょう。なお唯一好走したサプレザですが、この馬硬い馬場だった秋のニューマーケットで1分34秒40というトンデモ時計をマークしていましたから例外適用ってコトで。