1マイル10分弱。

　英国王室のご歴々が四台の馬車に分乗してヘリポートとアスコット競馬場を隔てる門から登場し、ホームストレッチをパレードしてスタンド内に入られるまでだいたい9分30秒・・・思ったより速かったなぁ。そんなワケでロイヤルアスコット初日です。

　オープニングの英G1クイーンアンＳは例によって Frankel の独り舞台。前走の5馬身差が11馬身差に開いた Excelebration は何を思うのか・・・。密かに豪州から移籍緒戦だった Helmet はＵＡＥダービーよりマシな競馬になってたけれど、コックスプレート前までの輝きを取り戻すのは難しそう。

　お次はキングズスタンドＳ、香港から遠征の Little Bridge が残り300m辺りから脚色よく抜け出しての完勝。昨年暮れの香港スプリント4着馬、このくらい走って不思議はなかったか。Bated Breath は完全にG1シルバーメダルスパイラルｗ（4度目のG1・2着）

　G1・3連発のトリはセントジェームズパレスＳ、仏G1ジョッケクルブ賞14着から転戦した Most Improved が好位から早目に動いて直線入口で先頭に立つと後続を振り切って初重賞勝ち。Ｋ．ファロン騎手の立ち漕ぎはいまだ健在ですな。1番人気 Power は終始消えたまま、アーバンシー最後の産駒 Born To Sea は中団からジリジリ伸びて4着。

　その後英G2コヴェントリーＳでボルジャー師＋マニング騎手の Dawn Approach が4連勝を飾り、父 New Approach に初の重賞タイトルをプレゼント。