201件のひとこと日記があります。
2012/06/10 11:47
常識の違い。
電撃引退した I'll Have Another がベルモントS当日に引退式を行いました。
You TubeのNYRAチャンネル
http://www.youtube.com/user/NYRAvideo(外部サイト)
・I'll Have Another - paddock
・I'll Have Another Retirement Ceremony - Belmont Park Winners Circle
の2編がその様子です。
軽症とはいえ故障が判明した直後にこうやって観衆の前に出すって日本では考え辛いですよね。実際のところ初期の屈腱炎くらいなら常歩は普通にやっておくべきなので、よほど臆病でテンション上がりやすい馬でなければ問題ないのでしょうが・・・このあたりはさすがにアメリカ、日本との常識の違いというしかないですね。しかしまぁ、このどっしり構えた I'll Have Another を観ていると、「ベルモント出ていたらどうなってんだろう?」と思わずにはいられません・・・。
ちなみに前二冠の1・2着馬不在のベルモントSは、昨年末の段階でKYダービー大本命だった Union Rags が反撃の狼煙を上げています。Dullahan はどこいった・・・。
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ぶっちぃさん
>スーパーやっちさん
たしかに I'll Have Another がこの距離この相手でもいい競馬ができたかどうか見たかったのですが、実際は Bodemeister という格好の目標を失ってスローペースに対応できるかという点に興味がありましたね。追えば追うだけジリジリ伸びてくる馬だけに、今年のベルモントみたいな競馬だと直線入口で置かれて届かないシーンが頭に浮かんでました。
米三冠路線についての私の立場は昨日の日記の通りです。だいたいこれで紛糾するようなら、アメリカの競馬場は全部オールウェザーに替わっているのでは? -
スーパーやっちさん
スーパーやっちです。私もぶっちぃさんと同様、Belmont Stakesに出ていたら勝っていた(3冠達成)していたのではないかと思いました。
今年の米牡馬3冠は基本的に、『強力先行馬:Bodemisterについていける馬』=『本当の強い馬』という図式でほぼ間違いない結末だと思います。
人気を裏切ったDullahanは、兄:Summer Birdと似た追い込みキャラ(前が崩れるのを待つイメージ)のような感じでした。
あと、引退式についてですが、日米の価値観の違いがはっきり垣間見えました。屈腱炎でも、初期の軽い状態ならすぐに引退式等を済ませ、後は治療に専念するという賢い選択ですね。
最後に個人的ですが、I'll Have Another の引退で米牡馬3冠路線に対する議論が紛糾しそうな予感がします。