9件のひとこと日記があります。
2016/04/29 17:43
天皇賞(春)
ゴールドシップという絶対の主役がいなくなっての大混戦。
本命には現役No.1のスタミナを有する◎フェイムゲームを抜擢する。追い込みに近い差し脚質ながら、道中は中団後方内の一番ごちゃつく位置を平然と追走し、直線前が開けば即座に抜け出してくる差し足は秀逸。豪州での2戦のように脚を余す危険もあるが、日本の長距離戦ではそこまで厳しい展開になるとは思えない。前走を見ても年齢的衰えは感じられないし、ボウマンとのコンビで良いところを見せて今年のメルボルンカップは是非ともこのコンビで参戦してもらいたい。枠順も理想的だし、キタサンをゴールドが早めに捕まえに行く前がかりの展開も向く。自信の本命。
対抗は前走が鮮やかだった◯トゥインクル。◎には4.5キロのハンデをもらっていたし、仕掛けがドンピシャだった感もあるが、稍重ながら泥んこ馬場ににも近い中を最後まで伸びきったスタミナは魅力。前走同様三角まくりの強気な競馬で好走を期待。
人気馬の中では▲シュヴァルグランを最上位評価。そんなに強いメンバーでなかったとはいえ前走は鮮やかだった。4歳馬の上昇度も加味して期待。
☆アドマイヤデウスは、昨年後半は大外枠続きで良いところが無かったが、有馬記念ではしぶとく伸びて0.3差。決して足りないわけでは無い。京都記念は重馬場で頑張り、前走は直線内に詰まって半分くらい追えないシーンもあった。岩田がインケツ状態なのは不安だが、復活の舞台は整っている。
☆トーホージャッカルは菊花賞以来まともにレースしてないので本当に評価が難しい。昨年休養明けで仕上げすぎた反動が出た反省か、今年初戦は明らかな太め残りで叩き台の出走と思われるため除外視。10キロ以上絞れているという条件で買いたい。
菊花賞馬にこんな事を言うと笑われそうだが、△キタサンブラックはやはり血統的に距離が心配。何度見ても菊花賞は北村の神騎乗が最大の勝因。最内枠を引いてしまったことで基本的には逃げざるを得ない立場になりそうな今回は最後に甘くなる可能性が高い。残り目は十分にあるが勝ち切るシーンは想像しづらい。
△サウンズオブアースはやはり安定度が魅力。ただ、昨年の天皇賞では良いところなく惨敗している事、外枠を引いた事、乗り替わり等を加味すると連の抑えの評価以上はできない。
△ファタモルガーナ、△タンタアレグリアはまぎれた時の3着付け。どちらもスタミナと先行力がある。
最後に一番人気ゴールドアクター無印の理由だが、最大の理由はやはり枠番。元々正攻法の脚質だけに枠順の不利をもろに受ける恐れが高いと思われる。GIの一番人気でそれを跳ね返すほどの技量と度胸があるジョッキーとも思えないため、おそらく中団、下手すれば後方に近い外の位置取りになる。また、間の悪い事に枠順的に△サウンズオブアースが近くにいるため、それを意識して早めに動きにくい状況になる可能性が高い。4角時点で絶望的位置から差して届かずの展開と読んで決め打ちの消し扱い。