競輪
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2022/11/11 21:01
3人のサカイ
ふとニュース記事を眺めていたら、地方競馬の来年度新規調教師合格者の記事を見つけ見てみる
合格者欄に左海誠二、酒井忍の名前があり正直驚いてしまった。互いに船橋、川崎所属として通算２０００勝を挙げている名手の引退は時代の流れを感じて寂しくなった
00年代に入り、南関にはサカイ性の騎手が3人いた。二人に加え坂井英光が既に頭角を現しており、「南関サカイ３人衆」は馬券を買う上で非常に重要な存在だった。
南関には左(左海)に坂(坂井)が3つあり、これを上手く越えないと上手い酒(酒井)にありつけないなんて、冗談もあったり
酒井忍騎手は元々は旧新潟競馬の出身で、若い頃からリーディングを穫る等トップジョッキーとして名を馳せ、2001年に新たな船出の如く川崎競馬場に移籍してきた
何といっても驚きなのは、移籍翌年にキングセイバーで東京ダービーを手中に収めてさそまったのだから恐れ入るたちまち酒井忍の名を広げたのはこれで、川崎所属としてリーディングにも名前を出す活躍
当時は石崎、的場の両雄が50手前となり、徐々に内田博幸や今野忠成、戸崎圭太に益田から移籍した天才、御神本訓史が台頭し始めた時代の過渡期。
当然、酒井騎手も加わったのだがどちらかと言うと大舞台で大活躍とゆうタイプではなく平場で穴を開けたり、ここぞとゆう場面での大胆な騎乗を見せる「いぶし銀」ポジションに収まった印象。忍の名のごとく、しずかに詰め寄る穴馬といったとこか
それでも数々の重賞を手にし、昨年ついに2000勝の大台に乗せた腕は素晴らしい
左海誠二騎手は93年デビューで29年間船橋一筋を貫き、早くから活躍してきた安定株。石崎隆之、桑島孝春、張田京らが猛威を振るう真っ只中で揉まれ育ち徐々に成績を上げ気づけば南関に無くてはならない騎手となった。
酒井騎手とは正反対で、左海騎手は大舞台に滅法強い花形騎手。古くはアローセプテンバーで南関重賞のみならず交流重賞でも活躍、先行抜け出しの安定感は抜群。マキバスナイパーでも中距離路線を沸かせ、今は無きグラチャン2000でG1制覇。おそらくこの時期が左海騎手の最初のピークだろう
JRAでの勝利は9勝だがその内3勝が重賞なのも左海騎手らしいとこ
その後も活躍を続けたが、第2のピークと感じたのは2010年代。狂い咲きとは言葉は悪いが、南関クラシックに牝馬クラシック、交流G1に短距離路線と左海誠二の名を見ない時は無いくらい。インサイドザパークでのダービー制覇は生観戦したが、ゴール前で馬単が裏返りで悔しかったのを覚えている
リーディングの浦和の小久保厩舎で看板騎手となり、重賞戦線では無類の強さを誇った。
二人共にまだまだ衰えは感じないし、寂しい気持ちなんですが気付けば50手前だった。
しかしまぁ3人のサカイが全員2000勝を達成したのは本当に快挙だろうなぁ〜
第2の競馬人生を頑張ってほしい！
今度は南関に「3人のサカイ調教師」が誕生する
- キングセイバー
- アローセプテンバー
- マキバスナイパー
- ピーク
- インサイドザパーク
