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2022/07/01 18:41

ボンネビルレコード 2度目の引退

大井競馬場で誘導馬として活躍した、ボンネビルレコードがこの度引退し北海道日高で余生を過ごす事になった。
ネット等でコメントを見てみると印象的だったのは、ボンネビルレコードの現役時代を知らず大井の誘導馬としての「ボンちゃん」の印象が強いとゆうファンが多かった事

確かにそうか、既に現役を退いて10年が経ち最後は大井所属での2年だけに第一線で活躍したのは更に前時代の流れの早さを感じる

ボンネビルレコードに関しては、自分は高熱を出しながらも引退式を見届け、自宅玄関で倒れてしまった過去があるそれ程思い入れはあった馬である
(写真は10年前の引退式)
現時点、的場文男最後のG1制覇を果たしており交流重賞に関しても同じで08年日テレ盃が最後になる。
現状を考えれば、ボンネビルレコードが最後になるのは濃厚だ

的場文男が大井の帝王ならば、このボンネビルレコードの異名も同じではないだろうか
大井ばかりで重賞制覇したゴールドヘッドや、古くはハシルショウグンコンサートボーイオリオンザサンクス等いたが、やはり長い間大井競馬場を支えた点では的場さんと重なる部分はある

ボンネビルレコードは的場さん騎乗でデビューし、新馬を勝つも勝ち気な気性も相まって出世は遅れた。
クラシック戦線では善戦止まりではあったが、交流のJDD3着など実力を証明!初の重賞制覇の黒潮盃、古馬を破っての東京記念などを制して、1度は中央移籍武豊だろうがウチパクだろうが誰が乗ろうが動かず、低迷し惨敗が続く中で帝王賞では久々に的場文男が騎乗し、インの「的場ポジション」から突き抜け、金星と言える優勝
これだけでドラマである

その後もかしわ記念、日本テレビ盃を制する等ダートの第一線で活躍
しかし後輩であるカネヒキリやヴァーミリアん、サクセスブロッケンらが台頭してくると善戦止まりの戦績が続き、南関の大将がフリオーソになった辺りからは交流での掲示板確保も厳しくなった。

2010年、8歳で再び大井の庄司連兵厩舎に戻る。正直売り切れたかと半信半疑だったのですが、大井記念でセレンを肉薄すると帝王賞に出走

低評価を覆し、カネヒキリにタイム差無しの3着と奮闘!この年はフリオーソボンネビルレコード、セレンと3頭の南関馬が掲示板に入った。
しかしこの辺りから行きっぷりも悪くなり、追い込んでは届かずのレースを繰り返すようになる10歳になっても現役を続けたが、勝利する事なく東京大賞典でフリオーソと共に引退した


同時期に南関のエースとして活躍したフリオーソと比較される事もあったが、順風満帆に出世し数々のG1を制したフリオーソに比べると戦績では劣るし、直接対決でも08年日本テレビ盃での勝利以外は完敗している

しかし共に交流G1を盛り上げ、高齢になりながらも奮闘し共に引退式を行った2頭フリオーソは種馬として、ボンネビルレコードは誘導馬としての職務を全うしたのだから、地方馬としてはこれ以上無い幸せな余生だろう

最後の誘導を終えた後に、簡単なセレモニーを行った際には塩田オーナーらが口取り撮影をしていたが途中から的場さんが参加し、ボンネビルレコードに久々に「騎乗」するサプライズこれには泣いた。
こうして無事に2度目の引退式を終えた


ボンネビルレコード、本当にお疲れ様。いつまでも長生きして欲しいと思っています
的場さん、また後輩を見送ってしまったか

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    2022/07/03 15:57 ブロック

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