的場文男 今年もJRAに

今年も1年の3分の2を消化しようとしている。
ちょうど1年前の大井競馬は的場文男の地方競馬勝利数の日本記録に沸いており、自分も私事ながら8月28日には的場デーに参加してTシャツを手に入れた(笑)

この1年で的場さんは7236勝まで勝利数を伸ばしている。
現在は勝てば勝つだけ記録更新となり、この記録を破ろうとする騎手がいるかは解らないが恐らく簡単には手の届く数字では無いだろう

それもあってか今年の的場さんには覇気を感じない(笑)

今年の勝ち鞍はこれまで38勝。信じられない数字である
勝ち鞍だけが騎手の良し悪しとは思わないが、数に異常な拘りを見せる的場文男を知るファンにとってため息の出る数字だ。大きな怪我もあったが、それは昨年も同じ事、、
重賞勝利もまだ無く、現状はクリスタルシルバーかマルカンセンサーでの達成くらいしか可能性は無いだろう


古くは大井リーディング、更に南関リーディング、そして5000、6000、7000と続いた区切りの勝利数。彼は目標があると燃えるタイプであった
2位が似合う男と以前から呼んでいるが、何かを追いかける姿がこんなに絵になる人は居ない

日本一になってしまった(?)今、完全に糸が切れてしまったようだ。いや少なくとも自分にはそう見えてしまう
ついには怪我もあって最後の宿題、東京ダービーには不参加となった

終生のライバル石崎隆之の引退もかなり堪えているのでは無いか、、もはや同世代と言えば森下博や早田秀治の二人に、浦和の内田利男騎手しかいない。
変わりゆく南関競馬でもはや取り残された感のある男たち、、
いつまでも見ていたいと思うが、各々が怪我や休養が増えてきている現状もまた事実である


そして不調の最大の理由と思えるのは、記録更新してからの各方面への露出の多さでは無かろうか？
NHKから地上波にBSとTV出演を続け、雑誌のインタビューや宣伝用の動画、各イベントへのゲスト出演。ただでさえ週5日フル稼働の的場さん、かなりの負担になったと思える
それでも全て笑顔で承諾するのも、的場さんなんだろう

そして今年、10年ぶりにワールドオールスタージョッキーへの参加が決まった。出場理由は「顕著な活躍」(笑)
昨年の京都遠征も盛り上がったが、中央の舞台で騎乗する的場さんはやはり特別である

前回は5点で最下位少しでも上位目指して頑張ってほしいが、まぁ札幌までの長旅、得点よりまずは無事に全てのレースを完走してほしい


これが終わると園田でゴールデンジョッキーカップ。
倒れやしないか心配だ(笑)