2018年の的場さん

今年は的場文男の名前をよく聞いた気がする。
やや早いが振り返ってみる

日本最多勝更新も手伝ってか、全国を飛び回り故郷の佐賀はもちろん金沢、門別など普段は乗りに行かない競馬場にも出向き、ついにはJBCで8年ぶりの中央参戦まで果たした

勝利こそ無かったが、新馬戦ではコーナーでルメールに果敢に被せに行くも先に行かれ外を回る形になるもしぶとく伸びての3着。馬のスピードの違いか、的場さんの騎乗姿勢が一昔前のモノに感じた(笑)


62歳にして例年に増して働いている感があるが、肝心な成績に目を向けてみる

昨年長い騎手生活でも2番目の多さとなる、8つの重賞を制した的場さんだが今年は東京記念1勝のみと、こちらは寂しいもの。しかし60過ぎで重賞に乗る事自体が珍しいと考えれば1つでも勝てれば御の字か
中距離ではブラウンレガートが休養、ケイアイレオーネが引退し、短距離ではリアライズリンクスの不振やゴーディーの高齢化と昨年とは状況も変わってきている。
シュテルングランツは高齢だし、ニシノラピートも昨年引退を引き延ばしと考えると、ダービー2着で先日乗り替わりでマイルグランプリを制したクリスタルシルバーが的場さんの来年の重賞でのパートナーになるだろう

本日100勝目を挙げ、34年連続の年間100勝を達成した。なんとゆうか毎年毎年当たり前のように100勝しているから、意識することは無いが的場さん自身がボーダーにしている数字
今年はケガもありかなり時間を要した。

若手の躍進もあり、かつての数字は2度と期待は出来ず今後も継続させるのは大変な数字だろうが、どこまで続くか興味はある
個人的には最年長重賞勝利より、遥かに難しい記録だろうと思う


TVやラジオで聞く的場さんの言葉からも、そう長くは無い現役生活。来年も見届けたいと思います