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2018/06/08 11:29
61歳の夢
ダービー当日は夜勤勤務の日で、ダービーを見終わればすぐに支度をしなきゃならないと思っていました
しかしレース後はTVの前での絶叫と緊張感から解き放たれ…全身の力が一気に抜けてしまって、しばらく放心状態となりました(笑)
馬券が惜しかった訳でもなく、声が枯れる程絶叫したのは、言うまでもなく的場文男が直線入り口で先頭に立ったからでした
この東京ダービーは毎年、予想はするし人一倍高揚するレースでもあるんですが毎年馬券の当たり外れはレースを終えてしばらくしてから解る事が多いんです。それはライブではずっと的場さんを目で追っているから(^-^)
今年のパートナーがクリスタルシルバーと知人から知らされ、京浜盃から兼ねてからの穴馬と読んでいただけに絶句したんですが内心楽しみなコンビとも思っていました。
ダービー当日は的場さん自身好調でダービー前に2勝を挙げてマトメーターを2回転。
しかし嫌な感じがしたのは9レースのアクティフを巧みに逃がすも僅差負けし、10レースではカメヤマシャチュウで差し届かずといずれも矢野に敗れて2着が続いた事…
いつもと違うピンク色の服を身にまとい、37度目のダービーに挑む的場さん。スタートはやや前のめりになるも出足良く、有力馬がモタモタする中で、やや強引ながらもイン3のいわゆる的場ポジションを確保!
行きたがるクリスタルシルバーをなだめ絶好位をキープ。勝負所で有力馬が前に押し寄せるも、90年代の大井に置いて絶対的な戦法であった、イン3から馬群を割って飛び出した!
場内の大歓声は願いにも似たものでした…。
外から矢野のハセノパイロが襲いかかるも、懸命渾身の追いと右鞭で踏ん張る!年齢による衰えから生まれた「的場ダンス」は年々不恰好にはなってるが…それがまた心を揺さぶる
2頭並んでのゴール、実況の大川アナが叫ぶ
「的場!来たか!?どうだぁ!!」
誰が見ても負けているのは明白で、実況アナらしからぬ言葉は賛否ありそうだが…気持ちは痛いほど解る。的場さんにハナでも出ていて欲しかった……
結果は3年ぶり10度目の2着。平成最後のダービー…なんと平成元年のダービーもロジータの2着に入ってるのだから恐れ入る
落ち込んでいるかと思いきやクリスタルシルバー陣営に
「よく頑張った。重賞勝てるよこの馬!俺が攻め馬するから先生!」
と…周りの人々は口がポカーン(笑)
自身は悔しいだろうに、真っ先にクリスタルシルバーの健闘を称え次を見据える。なかなか出来る事じゃない
日本記録までついに10勝に迫った的場さん
順調ならばこっちの宿題は今月にも片付きそうで、的場文男が日本一勝った騎手になる日は近い
竹見さん桑島さん、三郎さんに追い付こうと頑張り…石崎さんからリーディングを奪おうと努力し…内田戸崎に食らい付き…そして東京ダービーは2着10回
この人は何かを追いかける姿がよく似合う