Mr.TCKの「サンタアニタトロフィー」全馬分析

天候が不安定なだけに当日もどうなるかわからないが、比較的先行抜け出しが目立つ馬場。そもそも内回りマイル、後方一気は無謀だろう
開催2日目に的場さん6900勝を達成、後日書きたいと思います

では全馬分析


1 ミラーコロ
キャリア豊富でこれまで16勝を挙げるなど活躍して来たが、A1格付け後は条件戦のようにはいかず、2勝に留まる。特に重賞では掲示板までが精一杯の印象だけに今回も勝ち負けに持ち込むのは難しいだろう

2 ムサシキングオー
安定感が売りのこの馬だけに、今年に入り遠征競馬で結果を出せた時は更なる飛躍を期待したが…最近の内容からは肝心の馬の状態に疑問符が付く。休みなく使われているだけに、今回58キロ含めあまり大きな期待は出来ないが本音

3 クレバーサンデー
南関移籍後は全戦で二桁着順の参加目的の存在で、今回も出走するだけ

4 リアライズサンクス
勢い溢れた時期に比べ寂しい着順が続いており、好調時からダッシュが早いタイプではなかったが最近は前にも増して進んで行かず、ハナはおろか先団につけるのも苦労する現状。主戦の左海が離脱し、今回は的場文男の騎乗で闘志に火を着けたいだろうが…一変するかは疑問

5 アメージングタクト
前走、惨敗続きからの転入初戦に関わらず一番人気になったのはオープン特別とは思えない面子だったのもあったが、2着でとりあえずの格好は付いた。昨年中央時代に東京盃9着など、短距離ばかりを使っていたが、案外ゆったり流れる南関マイルはプラスかもしれず、上積みを考慮すれば面白い存在

6 ショウナンラムジ
今回が中央からの転入初戦になるが、最後に連対したのが4年以上前と完全に売り切れての転入が濃厚で…それ以前に砂実績が皆無のこの馬が、南関で活躍出来るとも思えない

7 ジャルディーノ
昨年から飛ぶ鳥を落とす勢いで出世し、金盃では名だたる重賞勝ち馬を一蹴し瞬く間に重賞ウィナーとなった。休みを挟んでの２戦は案外だが前走は中央馬相手と考えれば度外視可能。ただ金盃は54キロと斤量に恵まれた感はあり、斤量に泣くタイプとも考えられる馬で、叩き3戦目で58キロを背負う今回が試金石だろう

8 ミヤジエルビス
中央ではオープンまで出世しているが、昨年から全くの頭打ちとなり南関へ。中央では天井が見えてしまってはいたが現状の力でも水が合えばソコソコやれても不思議ないと思える馬。しかしマイル以上は全く実績の無い生粋の短距離馬だけに、距離延長に対応出来るか

9 ドレッドノート
転入後は初戦から好走しメドを立て、重賞フジノウェーブ記念ではソルテには敵わないまでも骨っぽい面子を封じる2着を確保。ベストはセンヨンまでと思えるが最近スタートがモッサリしている印象で、挽回可能な1周回るマイルの舞台で新味が出るかもしれない。あとは韓国遠征明けの反動がないか

10 ストゥディウム
ハマッた際の鬼脚は昨年の羽田盃で証明済みで、小細工をするより外をブン回して追い込む荒削りさが売りのクチ。しかし今年に入りその荒々しさも無くなり雲行き怪しい状態であり、内回りの舞台も減点だけに勝ち負けより、今後に向けて少しでも光を差したい一戦

11 サトノタイガー
JBCスプリントやカペラSを2着した頃を全盛期と見れば、南関重賞で突き抜ける事が出来ない現状は緩やかながら下降線を辿っているのは違いない。許容範囲ギリギリのマイル戦だが、最近はズブさも垣間見れるだけに距離延長はプラスに働くかもしれず、今の力では勝ちきる事は無理でも上位に食い込む事は出来るはず

12 ゴーディー
このまま売り切れるかと思えたが、名うての夏馬らしく武蔵野オープンで突如の復活を挙げた。ただ相手関係はかなりラクであり、昨年は重賞で見せ場の無いレースばかりが続いていて年齢的な部分を感じた。しかしこの夏の１ヶ月がこの馬最後の活躍の場と考え、メイチに仕上げてくれば、リピーターの多いレースだけに注意は必要かもしれない

13 テムジン
中央転入後、余程水が合うのか無傷の4連勝で重賞の舞台へ。2走前の隅田川オープンでは後に重賞を勝つ2頭を降しており、単に恵まれた勝利だけではない。A2格付けで55キロで出走出来るのも強みで、重賞の流れに対応出来ればアッサリ突き抜けても不思議ない

14 エアラフォン
出走するレース全てが殿かブービーの馬場掃除要員。同厩のクレバーサンデーとの殿争いが濃厚

15 インサイドザパーク
3年前の東京ダービー制覇も今は昔、その後馬券に絡んだのも2回だけと完全にスランプ状態。もとより内回りは全くの不向きな馬で苦戦必至


予想は明日