Mr.TCKの「帝王賞」全馬分析

1 アスカノロマン
昨年のダイオライト記念に初の南関参戦となった際には、単なる中央馬の1頭でしかなかったが最近のレースぶりから成長に驚きを感じた。前走は斤量を背負いながらも圧巻の内容であり、堂々と新星としての参戦。コパノリッキーらとの兼ね合いや初の交流G1だけに試金石とはなるが魅力は感じる1頭

2 ノンコノユメ
昨年はJDDを二段ギアの末脚で制し、戦慄な印象を与えるも秋以降のG1は未勝利とイマイチな印象だが脚質的に連勝が可能な馬とも思えず仕方ない部分。気になるのはフェブラリーS、かしわ記念とややエンジンのかかりが鈍いと感じた点で、これが距離の部分と割り切れるかはは微妙。とはいえ大井ニセンの少頭数願ってもない舞台だけに、新世代の代表として勝ちきって欲しい

3 コパノリッキー
やや下降線と思えた最近の内容から一転し、かしわ記念では下の世代を一蹴し、自身の競馬さえ出来れば通用する所を見せた。今回は内に同型がいるが番手の競馬も可能なだけに、小細工不要に自身の競馬を全うするのみ。あとは後続をいかに絶つ競馬が出来るか

4 アムールブリエ
昨年はブリーダーズゴールドカップで女王サンビスタを破り、新女王への切符を手にしたかに見えたが秋の大井の２戦で連敗。バテない強みはあれどズブい面があり速い時計の決着には対応が出来ていない。内容を見るにニセンでも短く感じる馬で、牡馬の一線級相手では厳しいだろう

5 ナリチュウドラゴン
２歳時から注目していた馬で、最近の活躍は嬉しい面があり前走の大井記念も52キロとは言え大健闘の4着。ただそれも南関限定の話で…中央馬相手に戦える力はないだろう

6 ジャルディーノ
昨年一気に開花し、破竹の勢いで重賞の金盃でも並みいる実力馬を撃破。一息入った大井記念では仕上がり一息に乗り替わりと仕方ない敗戦。上積みは間違いなく少ない南関馬として着順うんぬんより、完全燃焼に期待する

7 サウンドトゥルー
息の長い末脚を活かして、これまで大井ニセンではJBC、大賞典を2着1着と結果を残している。かしわ記念は久々のマイルに戸惑ったか、反応が悪くゴール前に伸びただけの5着と案外な結果ながら度外視は可能。引き続き少頭数になるのは歓迎だけに、自分の脚を活かす競馬になれば勝ち負け濃厚

8 リワードレブロン
これまでの交流重賞の結果を見れば、この超が付く一流馬達に通用しないのは明白

9 ユーロビート
再三言うように根性比べならば中央馬を破るだけの力がありながら、南関同士でもアッサリ負けてしまう事もある生粋の長距離馬。嫌でも厳しい流れになると予想出来るだけに、この馬には歓迎だろうが…昨年を見てもさすがにエンジンの違いがあるのは否めず、掲示板に乗れば御の字

10 ホッコータルマエ
史上最多の統一G1、10勝を誇る王者であり、これまで大井でも崩れたのは3歳時のJDDと休み明けのJBCのみで最も得意とするコース。しかし一時期のパンチ力に欠けており、前にも後ろにも強力な馬がいるだけに…かなり厳しい競馬が予想され、休み明けの部分も加えて…果たして下の世代を叩き潰すだけの力があるかは微妙

11 ナムラビクター
昨年の大賞典5着を最後に門別に移籍となり、再起を図ったが復帰後2戦は全く振るわず期待ハズレ。確かに環境の違いなど考えられるが、何らかの異常があるのは確かで今の現状では買える要素はない

12 クリソライト
一昨年から主戦場を交流重賞の舞台に移してからは、モマれ弱い部分があるだけにたまのポカはあれど常に中央馬の中核を担う存在に。昨年も2着しているが、今年の面子には負かされた馬ばかりだけに他の中央馬からは一枚落ちの印象はあるが、外枠を活かして自分の力を出し切るのみ


予想は水曜に