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2017/04/18 12:26

2017皐月賞回顧

 う〜〜〜ん、やはり終わってみればNFのための皐月賞でしたね。
 いろいろな点で、ややげんなりしています。

 競馬を始めた1970年代、もっと純粋な感覚で競馬を見つめていました。
 強い馬、早い馬、そのレースに適性のある馬が勝つという幻想を、本気
 で信じていました。当時まだ少年だったけれど、新聞の人気や名前頼り
 で買っていた一般的なファンとは違っていて、勝つための競馬を追究し、
 本気で向き合っていましたので、レース・コースの適性、終いの速さ
 など、皆の気が付く前に見出し、努力とセンスとでNCKからお小遣い
 を稼ぎ出し、同年代とは比べようのない程、財布は厚かったです。

 ちょうどその頃ですかね、社台の吉田善哉さんが3人の息子さんたちを
 総動員で、今の基礎となる社台ファームを作っていたんですよね。
 私は、アンバーシャダイが好きでしたから、その頃のことを社台ファン
 目線で記憶しています。
 当時クラシックは牝馬しか中々勝てなかったこと、ダイナコスモス
 ようやく念願をかなえたこと、ダイナガリバーで同年のダービーを制覇し
 たこと。ダイナカールシャダイソフィアなど懐かしい名前が今でもスッ
 と記憶を立ち昇ってきます。

 どうしてその社台が、あるいはノーザンファームがここまで好きでなく
 なってしまったんだろう。

 大手の寡占状態は、どうしても競馬の施行そのものを歪めていきます。
 競馬が、スポーツというよりも経済活動であることは認めますが、
 といって経済優先でレース結果が変えられてしまうと、心から応援したい
 という意識は自然と消失してしまうものです。
 今回の「皐月賞」も、よくよくレースを見ていただくとそんな感覚だけが
 浮かんできます。

 強い馬でも、NFの御意向をないがしろに勝つことはできないということ。
 「ファンディーナ」かなり強いですね。負けましたけどね。

 馬券的中は、枠連だけ。
 前走で「サトノアーサー」を2着に負かした2頭の入った枠から、4枠を
 中心に流しました。3複は、買い方少し間違え、かすって終了でした。


 さてさてレース回顧。馬を止める方法は、いくつかあります。
 手綱を引いてしまうのが一番効果がありますが、これをレース中にやって
 しまうともちろんアウト。詰まったように見せて引くこともできますが、
 パトロールが全レース流れるようになった今、そこは中々難しいでしょう。
 追っているように見せながら、上下運動のタイミングを馬のタイミングと
 半拍ずらせば、審議ランプを点けずに物理的に減速させることが可能です。
 なんとかダンスなどといった派手なアクションをするジョッキーは、大概
 上手ですよね。

 これは丁度、ブランコを漕ぐときと止めるときのことを思い出して頂ければ
 解りやすいかもしれません。ジョッキーの追い出しで馬が進むのは、物理的
 に上下運動が推進力へと換わるからで、その上下運動のタイミングを反対に
 加えれば、減速するのは物理的に当然のことです。
 その感覚で、Iジョッキーの追い出し後の動作を眺めてみてください。
 お手許にメトロノームなどがあれば、より判り易いかもしれません。
 まぁ、その馬についてはそれ以上は言いません。

 同様に人気薄で前につけた非NF馬も追いを緩めているようにも映りますし、
 同じNFの中でも優先順位があるのでしょう、Gの11完歩手前でタイミング
 を上手に変えています。さすがDジョッキー。芸術の域です。

 こういうように勝たせてもらった馬は、ダービーでは一銭も買いません。
 たとえ今年の皐月賞のタイムが昨年を上回り、レコードだったとしても…。
 狙いには「サトノアーサー」が浮上し、いいレースをした「レイデオロ」と、
 皐月を捨てていた「スワーヴリチャード」、ずっとダービーを見据えている
 「ダンビュライト」辺りの争いになりそうですかね。加えて、出てきた時の
 「ファンディーナ」があくまで入着候補としての狙いとしておきたいです。

 ダービーは、G前で横の馬を何度も眺めているジョッキーが居ないレースで
 あって欲しいものです。 (了)
 

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