16件のひとこと日記があります。
2017/04/13 02:34
2017 皐月賞
皐月賞の過去数年間のレースVを見直す。
2年前から外差しが決まっていることに気がつく。
16年ディーマジェスティ、15年ドゥラメンテ。
そう、中山の馬場がレギュレーションの効果でディープ向き
に改修された頃からだ。
それまでは4角先行、あるいは内抜け出し、逃げなど、
意外と荒れるGIの原因だったはずのレース要素は、
ひょっとしたらその存在が消えてしまったのかもしれない。
そんな感覚まで起きてくる。
それこそ、ひと昔前の「皐月賞」だったら、たとえ牝馬で
あろうと、先行抜け出しの見えている「ファンディーナ」に
鉄板という予想をしていたのかも知れないが…。
様子がしっかりと見えてくるまで、大きく勝負する必要はない
というのが結論になりそう。
まぁそれでも、当週水曜日の追い切りと、一週前追い切りでの
評価は書いておこうか。
一週前で評価を上げたのは、「サトノアレス」と「カデナ」、
それに「マイスタイル」「ペルシアンナイト」辺り。
「カデナ」は、それまで切ろうと考えていたのだけれど、
その結論を留保しておくことにした。
「サトノアレス」には前走を上回る状態の良さを感じたし、
「マイスタイル」「ペルシアンナイト」の2頭は、能力は
別に置くとして、それぞれの陣営に本気度を感じた。
状態の好さが目に付いたのは「ファンディーナ」だったが、
当週水曜日の追い切りでもその評価は変わらず、非NFで
あろうと上位の印は付けると思う。
水曜追いで印を付けたのは以下。
△「アウトライアーズ」まだ仕上げ弱いかも
△「アダムバローズ」・・本質は軽い芝向きだろうが
△「ダンビュライト」次走に向けて格好は付けそう
△「ウインブライト」体は保っている
▲「カデナ」鞍上とは合わなさそうだが
△「キングズラッシュ」負荷は十分にかかっている
−「クリンチャー」重こなす
○「スワーブリチャード」状態OK
−「トラスト」動きはスムースさを見せている
○「ファンディーナ」こんなもん。100%には仕上げていない
☆「プラチナヴォイス」左もたれ解消のための追い切り
→つまりはまだそこに不安は残っているともいえる
−「ペルシアンナイト」調整レベル
−「マイスタイル」併せとしては好い内容
大雑把に、思考を公表しておけば、
たとえ追加登録料 200万円を払ったとしても、
「ファンディーナ」の狙うレースはここより「オークス」。
もちろん今回の結果次第で世論を受けて「ダービー」挑戦も
あり得るのだろうけれど…。
牡馬で強さを見せたのは毎日杯の「アルアイン」、葉牡丹と
ホープフルSの「レイデオロ」、共同通信杯の「スワーヴR」。
基本的にはその中の1頭が軸だろう。
ただし、「スワーヴR」と「レイデオロ」が狙うのは、やはり
次走の「東京優駿」であることは間違いない。であれば…。
その軸馬に、「ファンディーナ」と、先行できる穴馬2頭と、
この先に目標のない「ウインブライト」位までを、上手に組み合わ
せれば、その中にたぶん的中馬券は落ちていそう。
もちろん軸候補の牡馬3頭で決まってしまえば、逆境を跳ね返し
NFのための「皐月賞」だったね、というシナリオも存在する。
そろそろそんなシナリオに馬券購入者の何割かは辟易しているの
かも知れないが…。
そんな感覚が広がれば、やはり1番人気は「ファンディーナ」と
いうことになろうか。
この先長く競馬を続けたいと思っておられる競馬ファンの方は、
今年はまだ、大きく賭けられるような条件は整っていないことを
忘れないで欲しい。 (了)