16件のひとこと日記があります。
2016/11/01 21:23
父:ランド (メルボルンカップ回顧)
1995年といえば、もう21年も前のことになるのか…。
少し競馬から距離を置いてサラリーマンに勤しんでいた時代。
土曜はおろか、時には大きなレースのある日曜までも仕事に没頭して
いたが、初回からずっと観続けていたジャパンカップだけは、どうし
ても参加せずにはいけないような感覚があって、グリーンチャンネルで
放映された東京競馬場での調教画像などを録画してチェックしていた。
その中で1頭目を惹く馬がいた。「ランド」というドイツからの招待馬
だった。ひざの上げ方、後肢の入り方、蹴りの強さ、そして毛艶。
みごとに完成されているように思えた。
金曜の晩が来ると、競馬仲間に軸は「ランド」で間違いないと思うと
伝え、来れる者だけで現地集合を呼びかけた。
普段はなるべくパドックを観て、返し馬を観てから馬券を買うのだが、
その年は「ナリタブライアン」「ヒシアマゾン」など実力人気馬が出走
するし、日本馬の優勝(もし勝てば4連勝)が見られるという期待からか
かなり混雑していたため、早めに馬券を買ってしまった。
ランドの単勝2万円、ランド−ヒシアマゾン馬連1万円、ランド−ナリタ
ブライアン6千円、他数点、計4万数千円だったと記憶している。
結果は、1着ランド 2'24'06
2着ヒシアマゾン 1.1/2
3着エルナンド クビ
4着タイキブリザード ハナ
単勝で 1,450円、馬連で 3,310円。合わせて62万円ちょいの計算。
自分を信じてくれた仲間たちも多かれ少なかれ、皆勝った。
その後は歌舞伎町で朝まで。・・明ければ月曜日だったことは、
その朝の4時くらいになってはじめて思い出した。
さて、時は飛んで2016年のオーストラリア。
いまやメルボルンカップがPatで買えるのだ。小さく参加してみた。
軸は5歳騸馬で実力人気馬の「ハートネル」。ここは手堅く3連複での
勝負とした。2列目には上がり馬で前走・前々走ともしっかりと伸びて
いた「アルマンダン」に「ビッグオレンジ」「ジャメカ」の3頭。
3列目は手広く2列目の3頭+「アワーアイヴァンホウ」「エクソス
フェリック」「サージョンホークウッド」「カレンミロティック」と
そして「ハートブレークシティー」とした。(全18通り)
人気の「ボンダイビーチ」と「オーシャノグラファー」は切っている。
「ハートブレークシティー」(12人気)を加えたのは、まずその騎乗が
モレイラだったことが大きい。次に2走前・3走前に障害競走を挟んで
いること、前走は芝に戻していること。
と、もう一点。父の欄に「ランド」の名を見つけたことからだった。
もちろんランドと書かれていなくてもモレイラ故に買ったことはたぶん
間違いないだろうが、なんとなく来てくれそうな気がして、レースは
彼を中心に見ていた。twitterで映像Liveがあるのはすばらしいことだ。
結果は、「アルマンダン」と「ハートブレークシティー」との一騎打ち
で、最後「ハートブレークシティー」がアタマ差で2着。離されてはいたが
3着は軸の「ハートネル」が余裕で残してくれた。3連複配当は 35,160円。
楽しめた上、お小遣いが落ちてきた。
皆は「ムーア」を世界No.1ジョッキーに挙げるだろうが、私は年齢面も
加味したうえで、「モレイラ」を上に置いている。
また、来年のメルボルンカップのために参考までに。
ここ数年、豪−愛−豪や、豪−仏−豪など、前走が豪の馬で、国外出走馬
をサンドイッチする状態が続いていること、ほぼそれらは皆「騸馬」で
あることなども、どこかに記憶しておきたい。
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