ドバイシーマクラシック

ドバイシーマクラシック

ご希望の方が多かったので、鈴さんに頼んでドバイシーマクラシックの血統指数と予想を出してもらいました。

ここからは鈴さんの予想です。
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01 Channel Maker　セ7 57 10F-12F 92
02 Dubai Future　セ5 57 9F-12F 88 △
03 Simsir　セ5 57 9F-12F 96 注
04 Star Safari　セ5 57 8F-10F 77
05 Walton Street　セ7 57 8F-11F 98　
06 Berkshire Rocco　牡4　56.5 10F-14F 81
07 Mishriff　牡4 56.5 9F-12F 93 ▲
08 Mogul　牡4 57 9F-12F 104 ◎
09 クロノジェネシス　牝5 55 7F-10F 89
10 ラヴズオンリーユー　牝5 55 8F-11F 96 ○

下限の距離に注目すると日本とUAEで良績のある馬はスピード寄りの血統、他はスタミナ寄りであることが分かる。同じメイダンで05(上記馬番)が3月6日に同距離のG2をレコードで勝っており、その距離適性と血統は日本馬に近く馬場は欧州馬より日本馬に向いていると思われる。この時期路盤はある程度硬いはずだが、傾向を見るとダートのパワー系の血が必要だと考える。

メイダンのタイムは日本とスタート時の計測方法が違うため2秒弱少なく補正する必要がある。05の2分26秒83は日本の計測方法では2分25秒前後になる。これに近いと距離適性の下限が10Fの馬はスピード血脈が少ないので苦労する可能性がある。つまり01、06は時計が早くなるとスタミナを活かせないかもしれない。

日本馬は距離適性の上限が外国馬に劣る。負けるとしたらスタミナ血脈よりスピード血脈が勝っていることによる。これまで3頭の日本馬が勝っているが、距離適性の上限10Fの馬が勝利したのはジェンティルドンナのみで、他は11Fと12F。

ラヴズオンリーユーはJCの言うPrincequilloから?理論を適用すれば、8F-11Fの距離適性でも心肺機能の高さで対処できそう。ただし相対的にダートのパワー系の血が少ないので先行して1着で押し切れるかどうかは疑問。3、4番手で息を入れ、直線半ばで先頭が理想。出資馬なので何とか頑張ってほしい。

09はバゴ産駒でスタミナ優位に思えるが、距離適性は7F-10Fでラヴズオンリーユーよりスピード寄り。Mr. Prospectorの4x4の位置が良く、パワー系の血で荒れた馬場と道悪に対応可能だが、2400m戦ではスタミナが中途半端。少なくとも血統的には、1番人気を背負うだけのものがない。血統から狙うのならば同じMr. Prospectorの4x4にRobertoとRaise a Naitiveを持つ02の方がスタミナとパワーが勝っていて妙味がある。

08はスタミナ寄りながらもメイダンと同様な芝を持つ香港ヴァーズを勝っており、適性は十分ある。これは08が持つ強い近親交配でスピードの資質固定に成功しているからだと思われる。Northern Dancer 3X4を持つことで、母父デインヒル内で有効だったNatalma 4X4を刺激し、その奥に眠るスピードをうまく再現している。スピードとパワー兼備で日本馬にとって最大の敵になりそう。他に強い近親交配を持つ馬は03が3X4で、重賞勝ちはないが、血統構成が08より良く大穴で狙ってみる。

血統的な軸は08、相手は10、07、02、03の順。09は上記の理由and左回りand北村騎手に不安があるので、外して小点数で好配当を狙う。パドックでメイチの仕上げであれば少額ヒモで押さえる。
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以上です。

後記
私は上記を踏まえて、◎10ラヴズオンリーユー、○8モーグル、▲5ウォルトンストリート、△2ドバイフューチャー、△9クロノジェネシスで買いました。ミシュリフはローテ(英→サウジ→英→ドバイ)がキツそうなので買い目に入れませんでした。鈴さんの指摘したダートのパワー系の血が必要なのがよく分かりました。