生命の尊厳とは
手塚治虫は作品『ブラック・ジャック』で、生命の尊厳とは何か、という難題を世に問いかけました
引き受けた患者は何があっても救おうとするのがブラック・ジャック
治る見込みがなく、本人や家族が望むなら安楽死を施すのがドクター・キリコ
ブラック・ジャックは、自身のアンチテーゼとしてキリコのことを「死神」「殺し屋」と全否定
ただ、作者の手塚治虫は、キリコのことを必ずしも悪の化身みたいな描きかたはしませんでした
それから40年以上も過ぎましたが、この問題は答えどころか、議論することすらタブー視されていますね……