ミルコの意地

今週の競馬からクールな男ことライアン・ムーアが短期免許で来日した。身元引受調教師が美浦の堀調教師なので必然的に堀厩舎、ノーザンＦ関連の良血馬に乗ることが多く、この土日の競馬を楽しみに見ていた。やはりというか馬を動かす技術は一流で、土曜東京12Ｒゴールデンバローズは4角手前から鞍上の手が激しく動き「これはないだろう」と思って見ていたら１馬身3/4差の快勝だったのだから恐れ入る。2月の厳冬期の来日はおそらく今回が初めてだと思うが、それだけ一流の腕に期待してマカヒキ陣営（ノーザンＦ）が呼んだのだろう。だが通年免許の外国人騎手たちも黙っておらず特にミルコ・デムーロは土日の両メイン制覇を含む6勝の固め勝ちだった。京都記念はサトノクラウンとのコンビで人馬とも連覇を飾ったが、準メインも前走の東海Ｓで2着に好走して穴をあけたモルトベーネを絶妙なレース運びできっちりと勝たせて見せた！ムーアの来日によって日本人騎手はもちろん通年免許で騎乗する彼らにとっても他人事ではなく、お手馬を奪われる可能性だって無きにしも非ず。来週以降も有力馬がムーアのもとに集まるだろうが、ミルコとルメールには通年免許で騎乗する騎手としての意地を見せてもらいたい！もちろん日本人騎手たちにも！