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2017/12/09 19:27

こちらにも

阪神(日)11R
◎17番・コーディエライト
○13番・トーセンアンバー
KTM新聞を眺めると、今年の2歳牝馬戦線は異常なほどにスローペースが多い。さすがに1200のスローはなかなかないが、1400の新馬・未勝利は軒並みスローであり、マイル以上となるともはやスローではないレースを探す方が激レア状態。スロー判定ではないアルテミスSも、マイル戦で1000m通過59.8はスローと判定されても何らおかしくないボーダーライン上。

と、最近の競馬では、みんなみんなレースを壊さなくなった。10年前からJRAが謳うの国際化への流れにジョッキー界だけでなくレースそのものがもはやヨーロピアン化してしまった。レースをぶっ壊す「不良少年」はもはや煙たがれ、みんな「右にならえ!」の優等生化。藤田伸二のような不良が、中舘英二のような「逃げ職人」がその生き様・乗り様に幾多の個性が感じられた古き良きジョッキーたちはみんなターフを去り、平日と言えば次の騎乗機会狙いに調教師やエージェンシトにヘコヘコご機嫌取りをするジョッキーたち。こんなジョッキー社会の構造が、暴走ハイペースが消えつつある所以なのかもしれない。
一般社会でもそう。30年前と比べて「不良少年がモテなくなった」そうだ。ちっちゃな頃から悪ガキで、15で不良と呼ばれた奴はもう誰にも相手にされなくなり気づけば社会から排除されているシステムが出来上がってしまった。もちろん大人たちがその原因なのだが、「触らぬものにたたりナシ」ばかりでは、15の悪ガキは触る者みな傷つけられない。

コーディエライトは、8枠17番という枠順で人気を落としてはいるが、阪神マイルは内外の有利不利はそれほどなく、同タイプのサヤカチャンが1枠1番に入ったことから、人気で劣っている。しかし、この2頭のレース内容・対戦相手・KTMからすれば・決してサヤカチャンに劣らない能力を兼ね備えている。
2走前の新潟2歳Sでは、牡馬相手に先手を奪い、自分でペースを作って粘り込んでのKTM走破。外から2頭目という枠順も苦にしない事を証明。そして、ファンタジーでの粘り込みも和田竜二が完全に手の内に入れた感があり、勝ったベルーガがリタイアという「運」も向いている。メイクデビューの着差、2度の重賞2着と、実力・実績は18頭の中でも随一レベル。なのにこの人気。
このテのタイプの馬はいつの世代でもいる。10年前から言うところの「バケンの品格」のある馬であり、今風に言えばクロコスミアってる馬。実力はあるのに、人気はそれほどでない。
今日の◎ロードヴァンドールは、ダイワメジャー産駒の2000mの傾向通りの「勝ちはしないけど馬券になった」3着。そして、今回はバリバリのマイル戦。ダイワメジャー産駒のお家芸の舞台。「本物のマイラー」がコーディエライトだとしたら、まだ他の馬はそうであるというエビデンスは乏しい。

○は横山和夫騎乗のトーセンアンバー。こちらも前走は牡馬相手に重賞で好走。まあ、着順だけみると「好走」とは言い難いが、KTM的には「好走」の部類になる。2歳戦はKTMとオッズのバランスが合っていなく、前評判だけで人気に変動が起こる故、タイムが示す「本質」と人気には乖離が生じやすい。それゆえ、去年の朝日杯もそうだがKTM通りの決着なのに穴馬券という現象が生じやすい。
トーセンアンバー。馬主は言わずと知れた「カニトップ」。父ディープインパクト。G1の常連で文句はない。ただ、ただ、鞍上は横山の長男27歳。8つ年の離れた弟もジョッキーデビューして特別戦を勝つ等、順調に第三場でもまれている中、そろそろジョッキーとして結果を出さなければ小島太一や的場隼人の二の舞。阪神コースなど実績も何もないが、札幌での未勝利勝ち、中山での最後方3着の騎乗を評価され、G1の騎乗へ。20年前フルキチだってこのレースを制覇したように、間違って獲っちゃうにはG1としては敷居の低いこのレース。思い切った騎乗に期待したい。サフラン賞の内容から、馬の素材は見劣らない。

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    2018/03/25 07:14 ブロック