岩隈久志

「敵として戦っていたチームのユニホームは着たくない」

楽天イーグルスが誕生した２００４年オフに、自分の矜持を貫いて仙台に来てくれた岩隈さん。
あの大震災が起きた時、津波で崩壊した沿岸部を見て涙を流しながら、集まってきた子供たちには涙を見せないようにして笑顔で振る舞っていた。

シアトルに活躍の場を移しても、常に被災地を忘れないでいてくれた岩隈さんが、楽天と巨人の争奪戦の果てに巨人を選んだ。
東京都出身。最後はホームタウンでと言うことなのだろう…と、思いたい(笑)

楽天の初代エースで“杜の貴公子”と言われた岩隈さんを、ずっと仙台で待っていた。
巨人に移籍が決まったのを聞いて、少しの怒りと、大きなガッカリ感が支配した。
でも、ちょっと“ほっ”とした。

岩隈さん、今までありがとう!!

あたしの気持ちの中で、岩隈久志を削除した。