地方馬が強かったころ

今日は船橋競馬場で交流G2日本テレビ盃が開催される。今回のメンバーはいつになく中央と地方の差を感じてならない。地方競馬に携われている方々には申し訳ないとは思うが、今回は地方勢が入り込む余地は皆無であろう。

中央4頭勝負に絞れている分だけ馬単、三連単に出る人もいれば、1点当たりを厚くしてワイドや三連複などを狙う人もいるだろう。妙味をどこに置くか。私は前者を選択するつもりだ。

さて今回に限った話ではないが、もはや交流重賞は中央馬の賞金稼ぎといっても過言ではないと思う。交流スタート時こそは地方勢が頑張ったが、特に今年は付け入る隙は全くない。

地方馬で中央勢と対抗できる現役馬は南関東ではソルテとウマノジョーくらいではないだろうか。さびしい話である。その前になるとフリオーソとボンネビルレコード、さらにその前となるとアジュディミツオーくらいしか出てこない。この10年でかなり引き離された感は否めない。その意味でも門別のオヤコダカが遠征してくれることを願いたい。

このままで果たして交流Gに意味はあるのだろうか？主催者側にしたら観客動員数やネット投票の増加で売り上げは見込めるが、それはあくまでも運営すなわち経営面の話。強い馬をつくるということからは少し離れる。

交流Gは中央の草刈り場ではないか？場所を提供して賞金まで持たせて帰らせる。ほとんど接待に等しいと感じるのは私だけではないはずだ。地方勢の奮起を願うばかりである。