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2017/11/08 01:44

30年越しの“修学旅行”〜広島

昨日は仕事で広島出張だった。同じ部署の社員は小さい子供のいる家庭が多く、遠距離の日帰り強行軍などは全て独り身の私に回ってくる。

社内で私は機動部隊、旅団、特殊急襲部隊など軍隊・警察組織のように形容されている(笑)ハードなスケジュールに耐え得ることができるからだろうか。そう言われるのも悪くはない。

広島を訪ねたのは今回が初めて。実は高校時代の修学旅行が広島だったのだが、私は急遽行くことができなかったのだ。運動部に所属していた私は全国大会予選で準決勝まで勝ち上がり、あと2つ勝てば聖地に手が届くところまで来ていた。

1日の練習も欠かせない中、事もあろうに修学旅行がバッティングしてしまったのである。行くか行かないかは個人の判断に委ねられたが、レギュラー組だった私は修学旅行を見送ることにした。一方、レギュラー漏れしていた大半の同期は広島へと向かった。

私は数少ないレギュラー組といつも通り1限目から授業を受け、6限が終わると練習に参加して夜までグラウンドを走り続けた。授業くらいなくてもいいと思ったが、修学旅行自体が課外授業の一環だから、我々はその代替として特別授業を受けないと出席扱いにできない事情があったと聞いた。

修学旅行に行った者の中には彼女ができたり、好きな子とツーショットになれたりといったアバンチュール?もあったようだ。その半面、私をはじめ居残り組はいつもと変わらず汗・泥・傷にまみれた1週間を送った。しかし翌週末の準決勝は土壇場で逆転負け。居残りは報われなかった。

それもあってか広島に行く機会は一度もなかった。社会人になってから手前の大阪・神戸、その先の福岡など九州にはよく行っているのだが、なぜか広島を中心とする中国地方には縁がなかった。加えてあのエリアに友人もいない。

現地で任務を済ませて夕方に帰る際、向こうの方からお好み焼きをぜひ食べて行ってほしいと言われた。オススメ店を教えてもらい、帰りの新幹線の乗車時間とにらめっこで目当てのお店に駆け込んだ。

任務を果たした達成感、お好み焼きの匂いと店内の熱気がビールを欲する。立て続けにジョッキを空け、アツアツのお好み焼きを食す。のれんがぶら下がったオープンスタンドのざっくばらんな感じも良い。こんなに美味しい物がこの世にあったのか?!と思うほどの感激。時間の都合で1枚しか食べることができなかったが、泊まりなら間違いなく夜はお好み焼き店をはしごしていただろう。

30年前に行けなかった広島。任務のため観光などゆっくりする時間はなかったが、年齢・時代・形は違えどもやっと修学旅行ができたような気がした。それも私らしくて良いかもしれない。

お好み焼きに加えて感じたこと・・・広島の女性は気さくでかわいい人が多い!オススメ店の女性スタッフもしかり。他のお店も一通り見てみたが、入ったお店にいたホール担当の女の子の笑顔に引き寄せられたのも事実(笑)そういえば野球の「カープ女子」も総じてレベルが高いような。広島〜ちょっとマイブームになりそうな予感である。

写真=教えていただいたオススメ店のお好み焼き。広島の方、お好み焼き通の方にはどこのお店か分かるのでは?

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