男（牡馬）はつらいよ

忘れてはいけないのでこの日記に記録を残しておこうと思う。

大阪の天王寺動物公園にグランドシマウマの「バロン」は生まれました。牡馬は大きくなると父親と争うようになるので、同じ場所での飼育はスペースの問題でできない。仔馬の「バロン」は行き先を探していたそうです。この様な動物を「余剰動物」と云うそうだ。嫌な言葉だ。動物園同士での交換もあるらしいが、今回は動物商との「等価交換」で移転が決まり、その後移動動物園へ売却されました。準備期間としてある乗馬クラブへ移されたその日に「バロン」は脱走しました。その乗馬クラブの設備がおそまつで、簡単に破られそうな柵でした。初めての移動、見知らぬ場所そして人間達。
「バロン」は一晩さまよって広々としたゴルフ場へ逃げて、そこで絶命しました。
その模様はテレビで放送され多くの方が知ることとなりました。
この悲劇の原因はいったいどこにあるのでしょうか。

捕獲の方法はあれでいいのか、乗馬クラブの設備を事前に把握していたのか、スペースがないのなら繁殖は制限するべきではなかったのか。

最後はゴルフ場のフェアウエーを気持ちよく走れたかな、バンカーでゴロンはできたかな。
人間に追いかけられて怖かったよね。

男の子に生まれたばっかりに・・・。

どんな動物を飼う、飼育するにしても、その命に責任を持たないとね。
我が家の犬と猫より長生きせねば。