日曜の東京競馬場はお昼辺りから雨が降る予

日曜の東京競馬場はお昼辺りから雨が降る予報になっていて、雨量は大したことはなさそうだが、メインの頃には水分を含んだ馬場になっていそうだ。土曜は開幕週という事もありそれなりに速い時計も出ていて、大体例年と同じようなコンディションの印象ではあった。インが強くて外を回す差しには苦しいバイアスで、多少の雨であればそのバイアスは変わらないと見る。ただ時計に関しては多少掛かってきそうだし、そもそも開幕週の東京芝は少しタフ。単純な切れ味以外にもパワーも求めたいところ。今年はスタートが決まればパーソナルハイが逃げるかもしれないが、勝った未勝利戦や赤松賞にしてもハイペースの逃げを打つ馬ではなく、ペースは落ち着きそうだ。フローラSはペースが落ち着きやすいレースでもあり、5F通過が60秒台になる事も少なくない。今年もそれぐらいのペースになっていくと思うが、開幕週の馬場でペースが落ち着くことも影響し、このレースは比較的前の方にいる馬の好走が多い。雨次第ではあるが、落ち着いた流れと仮定するのならば狙いたいのは前だろう。それほど時計が速くなくパワーも求められる馬場、そういった時に好走しているのがキングマンボ。勝ちタイムが1分59秒台中盤以降になった時は多くの年でキングマンボ持ちが好走し、過去10年で道悪だった13年、そして雨が降っていた12年は勝ち馬が共にキングマンボ持ちだった。楽に追走できてかつ、決め手だけではないレースにキングマンボは強いし、道悪もある程度はこなせる。今年はこの血を狙いたい。これらを踏まえ、本命にはヴァンルーラーを推したい。



※何故かヴァンルーラーの事を書こうとするとこの記事がアップできないのであとでTwitterに推奨理由を書きます。



対抗はエリカヴィータ。父はキングマンボの血を持つキングカメハメハ。母父はフジキセキで母はキンシャサノキセキの全妹にあたる。いかにも東京向きのストライドでコース替わりは間違いなくプラス。母方はアウトブリードな血統でパワーは十分だし、雨で滑る馬場はあまり良くないかもしれないが、それでもあまり降らなければ問題ないか。前走は4角で不利を受けその後は流すだけとなり全く力を発揮できなかった。ここは改めてという事になる。ラストの脚は良いものがあるし枠もいいところ。もう少し前の方に行けるといいのだが、その辺はゲート次第か。初めての2000M戦ではあるが、ここまで折り合いがエキサイトするようなことはないし前走も後ろからだったので距離が持つかはやってみないとだが、少なくとも折り合いを欠くようなことはないだろう。人気はなくても侮れない存在だ。



穴候補はキタサンシュガー。父はキタサンブラックで母父がマムール。母リップスポイズンは繁殖として優秀だが、産駒のいづれも自身の血を強く出す感じで大体の場合広いコースで良く走る。この馬もそんな感じがするし、ヌレイエフやサドラーシャーリーハイツなどが入る牝系でもあり時計の掛かる馬場になった方がベター。ヘイローの血を持たないのはちょっと引っかかるが、サーゲイロードを母が持つ分キタサンブラックとしての配合もそこまで割り引く必要はないか。前走は後ろから行きすぎて間に合わなかったが、そういったところからも東京の方が良さそうだ。まだまだこれから良くなる馬だろうが、注意はしておきたい1頭。





印

◎ヴァンルーラー

○エリカヴィータ

▲ルージュエヴァイユ

☆キタサンシュガー

△パーソナルハイ　ラスール　シンシアウィッシュ



3番手はルージュエヴァイユ。ジャスタウェイの牝駒が2000持つのかは何とも言えないが、立ち気味の繋ぎでパワーを感じる後躯というのはいかにも馬場にマッチしそう。東京に替わっても問題ない血統だし、あとは展開次第だろう。間隔は詰まるが能力は重賞でも足りているパーソナルハイ、馬場がどうかだが東京自体は良さそうなラスール、距離を延ばして新味を出しつつあるシンシアウィッシュまでに印。