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2018/05/04 10:57

ノーザンダンサー系によるボトムアップ

今期のPOG選び、佳境に差し掛かっています。時間もないし、これまで培ったものをフル動員してぱぱぱっと診て、線を引いて。
そうする中でやはりロベルト系とニジンスキーノーザンダンサー)は偉大だと思わずにはいられない。
ロベルト系の屈強さ、満ち溢れるパワー感。トモの繊細かつ強靭な肉つき大きな容積を与えるノーザンダンサー(それに拍車をかけるのがニジンスキーでありデインヒル)欧州のタフな芝を駆け抜ける底力の源泉には彼らが継いだ命が大きいのではないかなと素人ながらに感じるのです。

具体的な一例を言えば、選ぶかどうかは別にして、とあるクラブのディープ産駒2頭。個人的にディープ産駒を見る時は真っ先にトモを見ます。全頭にそれは言えることなのでは?と疑問に思われる方、多いと思います。トモはギャロップのエネルギーを生む最も大きな機関。当然な疑問です。しかし、私が目視で確認する上で一番大事にするのは背と首のつなぎ目の位置と腹のバランス、肩と股関節の位置のバランス。いわば重心を見定めるわけです。
しかしディープ産駒は真っ先にトモをみる。歳を重ね、斤量が増え、勝てなくなるのはトモに力がないから。性格もいい、馬体のバランスが素晴らしく、走るフォームもいい。それなのに勝てない。それはトモの容積、筋肉の質量が足らないから。
野球の投手はお尻とももをしっかり鍛える。サラブレッドも同じ。重心移動が推進力を生むならそこは一番大事なところ。ディープ産駒は素晴らしいのに勝てない理由は様々な理由の複合ではあるのでしょうが、トモが一番のウィークポイントだと私は考えています。
それを補うのが母からのノーザンダンサー系のボトムアップ。特にニジンスキーデインヒル。上記のとあるクラブ馬のディープ産駒2頭(わかる人にはわかるはず)はその点しっかりフォローされている。血統表を眺めるとしっかりノーザンダンサー系のボトムアップの恩恵を受けているように思える。(この二頭のトモの作りはよく似ている)
アンチディープという安易な反感ではない。ただ、ギャロップという一つの運動を考えた時、今のルールに則り、世界に挑むならディープの力だけでは足りない。何かを削ってでも(よく言われるキレ味とか)、足すべきところは足していかないと。

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    2018/05/04 11:38 ブロック