白と黒

真っ白であっても無。
真っ黒であっても無。
あくまでイメージの話ですが、同じ無をイメージするものであってもその２つが合わされば実体性を有するからあら不思議。
光が目立てば、闇に惹かれ、闇が目立てば光に惹かれる。無い物ねだりといえばそれまでだが、まぁそういうものだろう。
白い紙に黒い点を書けば、それは白い紙ではなくて黒い点になる。物の見方とはシンプルなもので、大事なのは１つのものを多角的に見れる俯瞰できる視点だ。視点を切り替えられる意識の領域、自由が及ぶ範囲。人の懐の深さは自由が及ぶ領域の広さとも言える。だが、突き抜けた信念も見方によれば狂気ではあるが、それもまた感心すべきもの。

ワグネリアン掲示板で質が高い話がされている。正直、未熟な私には白黒はつけられない。器用に、卑怯にも視点を切り替えればどちらも正しく思えるから。

選択とはそういうものなのだろう、というのが近頃よく思うことだ。臆病になってしまった私は、ただただ感心するしかない。


しかし、私はここで住むのか、とワクワク感が治らない。不幸な知らせを聴き、最後は楽しい酒の席で締める。濃い1日であった。