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2015/12/13 20:39

阪神JF回顧

レースの内容云々よりそれ以前の段階でメジャーエンブレムの完勝だった。

出走18頭中馬体重を減らしていなかったのはメジャーエンブレムを含め4頭のみ。

レース前、メジャーエンブレムを管理する田村師が「関西のファンがメジャーエンブレムを見たら(その身体に)ビックリすると思う」と言っていたが正しくその通りに映ったに違いない。

主要の競馬場の中では大きい部類に入る阪神競馬場のパドックを「これでも狭くて歩きづらい」と言わんばかりに大きな歩様で堂々と外目を一人引きで歩く姿と身体の小さい他馬がパドックの内目を何となくコソコソと周回しているのとは余りに対照的に映った。

もうスケールで他馬を圧倒していた。

レースも抜群のスタートからルメール騎手が何が来るか横を見るくらいの余裕。

内の馬場が良いのも各騎手もわかっているしメジャーエンブレムの後ろに付いて行けば進路は確保されるのもわかっているから差し追い込み勢も内側に殺到。だからペースは少し馬場が緩い事を考えれば前半600m34.8秒、800m46.9秒、息の入らない展開になった。

メジャーエンブレムだけは一足早くに息を入れつつ4コーナー手前で徐々に加速を始めラスト600mを11.8-11.5-12.6でフィニッシュ。後半800mのレースラップは47.6秒だから追い込み勢にとってもチャンスが無かった訳ではないがメジャーエンブレムの足元を掬(すく)おうとしたメンバーは既にスタミナ切れ。

ウインファビラスブランボヌールなど自分のペースを守り抜いた馬が2着、3着に。

メジャーエンブレムウインファビラスブランボヌールも前走、敗戦からの好走。失敗の中から謙虚に何かを学び好走に繋げた。

勝てばその方法(戦法)が合っているとなりなかなか変える事は難しいしその勢いに弱点が見えなくなってしまう事もある。

周到に準備を重ねて本番を向かえたメジャーエンブレムと自分のリズムを守り抜いたウインファビラスブランボヌール

3頭ともルメール騎手、松岡騎手、岩田騎手が乗り続けていたのも大きかった要因だろう。これはクラシックレースを展望する上でも大きなポイントになる事を忘れてはならない。

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