種牡馬別成長傾向

今年に入って今まで苦戦していた種牡馬の活躍が目立つ

特にエンパイアメーカーやワークフォース、タートルボウルといった様々な理由で、国内に存在しない種牡馬だ。

一口馬主ＤＢでは、種牡馬別に産駒の成長傾向が分かる。
調べてみると、成績上位の産駒は総じて早熟傾向がうかがえる。

ディープインパクトやダイワメジャーは極端な例で、晩成型と言われているハーツクライ産駒やステイゴールド産駒でさえ、データでは4歳がピークで5歳以降は平均的な勝率まで下がってくる。

対照的に晩成型の代表として、マツリダゴッホを挙げてみた。
2〜4歳までの勝率は頼りない限りだが、6歳になるとディープインパクト産駒よりかなり高い勝率を誇る。

上記のエンパイアメーカー産駒は5歳になってグンと成績を上げてきた、ワークフォース産駒もタートルボウル産駒も4歳から上り調子に。
勝ち上がり率は加味していないデータだが、一口の狙いとしては勝ち上がってしまえば、これら晩成型の産駒は長く楽しめる。
もちろん募集価格も安い。

データからは狙ってみる価値ありだと思う。
昨日、久しぶりに芝の重賞を勝利したディープスカイ産駒、種牡馬としては苦戦といえるが、データでは晩成型のようだ。
出資馬のマイネルトワイスも来月にはデビューか、なんとか一つ勝てば長く楽しませてくれるかも。

オルフェーヴル産駒にもここに来て活躍馬が増えてきた、2歳馬の勝率、勝ち上がり率の不振、3歳になって勝率が上がり、連勝する馬も出てきた所は、晩成型の証。
種付け料も下がり、募集馬の人気も落ちるだろう。
しかし成長力で手薄や長距離路線を席捲し最後に笑うのは、オルフェーヴル産駒の古馬なのかもしれない。