66件のひとこと日記があります。
2019/11/10 20:35
喜んでいいのやら・・・いいのだ!
2年近く俺プロをやってきて、まだ1度もやらかしたことのないことがある。
「回収金額ゼロ円」
エリザベス女王杯が終わり、規定打数に到達した時点で、それは現実のことになろうとしていた。
JBC3連戦に3連敗し、土曜日終了時点で7万円を使い果たしてなお悠然としていられたのは、エリザベス女王杯で回収できる自信があったからだ。
このレースは、G2昇格後の府中牝馬Sとの相性がよく、前走G3組以下はまるで馬券に絡めない際立った傾向がある。その府中牝馬Sの前走人気・前走着順・前走着差の相関関係を須田鷹雄チックにくまなく調べ、ラッキーライラックは確勝と見た。しかも、名手スミヨンが乗るのだ。鬼に金棒だ。
もう1頭条件にあてはまる馬がいた。クロコスミアだ。
しかし、6歳馬の過去10年の成績は0-1-0-13。またもや耳元で須田鷹雄が「その馬は来ないよ」と囁いてくる。好青年藤岡佑介は人間的に大好きな騎手の一人ではあるのだが、好青年ゆえに勝負となるとやや譲ってしまうところがある。△を打ちながら、馬券には入れない決断をしたのだった。
ああ、そうか!大逃げを打てばいいのだな、このメンバーなら!
えらいよ、佑介。信じてあげられなくてごめん!!
いやいや、感慨に浸っている余裕はなかった。
投入額10万円を突破して回収額はゼロなのだ。もうランキング表に晒されているはずだ。。。。
最下位!下がいない!!
当たり前だ、ゼロなのだから。
うーん、迷った。今月はあとまだ3週も残っている。たとえ1万円でも延長戦で傷を広げてしまうのが得策ではないことはイヤというほど学んできたはずだ。そもそも11月2週目は鬼門だと自分でも言っていたではないか…。
手が勝手に動いていた。福島12R。
こんなこともあろうかと一応予想は立てていたのだ。
――惨敗。
ああ、いつものパターンだ。東京12R。
うらめしそうに馬柱を見る。私はミドルペースで好走できる馬こそ実力馬だと評価していて、前走ミドルペースで「0.5秒以内に差し届かなかった馬」もしくは「差して勝った馬」には※をつけることにしている。
このレースには3頭いた。
5番人気 カフジストーム
6番人気 バンブトンハート
7番人気 セイヴァリアント
どの馬も前走メンバー最速の上がりをマークしている。
バンブトンハート。この馬には同じコースで過去に2度お世話になっている。コース巧者だ!
そして、セイヴァリアント。このコースを3回走って2回連対している。
ええい、この2頭でワイド1点勝負だ!ホント、学習効果のないヤツだと自分でも思う。
バンブトンさんには根拠のない信頼を寄せていた。カッチーは知ってる。大丈夫だ!
問題は吉田豊だ。ケガから復帰してからというもの、どうも冴えない日々が続いている。
しかし、後方におかれていたあの吉田豊が4角大外を回って猛然と追っている(鳥肌)。
おっ反応がいいぞ、伸びてるぞ、行けーっ!
・・・よしゃーっ!!
日曜の12Rには底知れないパワーが潜んでいる。
都合15レースに参戦して、的中したのは最後のこれだけ。
しかし、この一発で回収額23万6千円。投入額が12万5600円だったので、回収率は188%。初の「回収額ゼロ」の事態は滑り込みでまぬがれ、+3pt獲得。危うく−2ptで終わるはずだったところのこの5ptの差は大きい。
最強位バトルは+6pt、3か月回収率は104%に到達。
キツネにつままれたようではあるが、終わりよければすべて良しなのだ(冷汗)。
だけど、ああ、もったいない。発走時刻を勘違いしてタバコを吸いに行ってたせいで、東京12Rのリアル馬券が買えなかった、というオチ(涙)。
リアル馬券を放棄したから、競馬の神様は俺プロで的中させてくれたのかも。