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2019/04/16 23:00

ワイドについて考える

「ワイド」という馬券が好きだ。

思えば、昔は単複と枠連しかなかったのだ。馬連という馬券ができたとき、何とずいぶん射幸的な馬券が出てきたと思ったものか。
かなり長いブランクを経て競馬に戻ってきたとき、そこには、この「ワイド」という馬券があった。

3着以内に2頭が入ればよい。
あの頃この馬券があれば、ナイスネイチャでさぞかし稼げたことであろう。

このワイド、私はずっと「ダブル複勝」だという捉え方をしてきた。なので、データを見る際の観点は、常に複勝率と複勝回収値である。複勝率が66.7%すなわち3回に2回以上来る条件を満たす馬を探し、相手となる複勝回収値100以上の穴馬を探すのである。

しかし、その片割れが4着にとどまってしまう憂き目に何度となく晒されてきた。
「また4着だー」
今日もまた恨めしい叫び声がこだまする。
――昔の友人が、「ナイスネイチャ、また3着やー」と叫んでいたように。


単勝派の人が「2着」に怯えるのと同じように、おそらく我々は「際(きわ)」を狙いに行くからこそ、2着や4着の呪縛から放たれないのではなかろうか。
しかし、そうだとすれば、奇しくも勝馬投票券現物には「拡大馬連」と書かれているように、「ワイド」をワイドと思わず「馬連」思考で捉えればよいのではないか・・・。

今、単純化して考えるため、ワイドは馬連1/3のオッズであり、3倍の的中率があるものと仮定する。12倍の馬連の目によるワイドは4倍だということになる。
控除率を無視すれば、12倍の馬券を買い続けると12回に1回当たる。4倍なら4回に1回だ。
◎○の馬連とワイドを5000円ずつ12回買うと、馬連で60000円、ワイドも60000円の回収があり合計12万円。これは「馬連だけを買った」場合と「ワイドだけを買った」場合と同じということになる。

では何が違うのか。
資金効率(回転率)が、ワイドの方が明らかに高いのである。確かに馬連が当たった場合の破壊力は大きいのだけれど、◎○がワンツーで来てしまった場合の損した感は半端ないのだけれど、長い目で見た場合の回収効果は同じなのに、資金効率は全然違うのである。

したがって、よほどオッズの歪みが存在していて、馬連がワイドの5倍以上くらいある場合でなければ、「ワイドは8000円にして、当たった時のための馬連2000円」は意味がなく、ましてや逆に「保険としてワイドも押さえておく」という戦術に長期的な観点でのメリットはない。
すなわち、馬連とワイドをミックスすることに意味はなく、「だったら最初から全額ワイドで買っておく」ということである。
これを「馬連を当てるつもり」(例えば具体的には、馬券検討上「複勝率」を見るのではなく、片や単勝、片や「連対率」を見るということか)で実行することが、ゴーイング・コンサーンとしてのリアル馬券(残念ながら俺プロ馬券ではなく)における最適戦術ではないかと思う。

もっとも、ワイドというのは、「三連複の3列目総流し」という性質を持つものでもある。明らかに3列目にも入らないと切ることができる馬、それも人気上位の馬がいる場合には、当該馬を外しての2頭軸三連複に変えることができるし、むしろそうすべきであろう。

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    2019/04/17 02:16 ブロック

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