半年がかりのダービー予想の行き着いた先を

半年がかりのダービー予想の行き着いた先を記念にメモっておきたい。来年に役立つかもしれない。


皐月賞のレース内容からドゥラメンテ１頭が抜けて強いことは疑いようがなかった。
リアルスティールも他馬とは力差をかなり感じさせる内容だったが、出遅れたうえ距離ロスが甚だしかったサトノクラウンにはリアルと同等かその以上の可能性が残っていると明らかに感じられた。
これによってダービー予想の三連単の骨格は固まった。
14→（11,13）→(◆◆◆,11,13)
ダービーは皐月賞より400m距離伸びるうえ左回りになる変化がある。リアルもクラウンも距離延長歓迎というタイプではないだけに、間違いなく２着は確保できるとは言うわけにはいかず、３着づけも購入するのが予想屋の義務だろうと考えたい。
14→(◆◆◆)→（11,13）
これなら買い目は何とか２４点以下になりそうだ。

問題は穴馬だ。
頭堅いレースでも、さまざまな穴馬を強調する情報があふれるので、真に受けると点数が膨らむばかりで堅く収まりそうなダービーではつらいものがある。
買い推奨はするけど売り推奨はあまりしないのは競馬も株も一緒。でも本当に大事なのは買えない人気馬を次々教えてくれることの方だろう。全レース買えない人気馬を３頭指摘してくれる専門紙があったら私は間違いなく買うに違いない。
ハッキリと消去できる馬を指摘できる自分なりの視点の有無が問われるレースといえる。強い馬は誰でも分かる。買い目をあぶり出すのは消去すべき馬を的中させる能力こそが馬券選びの本質だと思う。

消したい馬（１）キタサンブラック
17番枠は辛い。
サクラバクシンオーの血が距離伸びていいわけがないのに平気で印が付けられる。ここまで全力投球だったため上積みも勿論あるとは思えない。生産牧場も社台やノーザンでないのも気になる。

消したい馬（２）レーヴドミストラル
青葉賞はスローの瞬発力勝負に各馬殺到し、凡庸タイム決着だった。しかも勝馬のレーヴドミストラルは短期間に2,400m三回目、東上遠征二回目はローテに疑問。後方から一気は格下相手の場合のみ通用することが多く、格上馬が勢揃いしペースが上がるであろうダービーでは自身の末脚は鈍り他馬の末脚はアップする。不発となる可能性が大。

消したい馬（３）タンタアレグリア
府中が得意、蛯名騎手騎乗で穴人気となっているが、勝馬ですら消すのにこれに負けた馬を買う気になれないのは当然。

消したい馬（４）ミュゼスルタン
そもそもダービー狙うのに新潟３歳S、NHKマイルというローテーションが疑問。クラシック無縁の柴田善騎手も狙えない。母父フレンチデピュティーというのも2,400m芝で狙うべき馬でない。


買いたい馬（１）ミュゼエイリアン
グラスワンダーとダイナアクトレスの血が流れていて母父エルコンドルパサーというのではいかにも狙いたくなる血統。2,400m芝のために創られたような馬の気がしてくる。皐月賞後、調子をグングン上げている報道も多い。早めに先頭にたつキタサンブラックを横山典騎手がいち早く捉えて粘り込もうとする姿が目に浮かぶ。

買いたい馬（２）サトノラーゼン
キズナの勝ちタイムを１秒も上回る京都新聞杯勝ちの中身が濃いことに注目。ディープインパクト・池江泰厩舎・京都新聞杯勝ち・岩田騎乗・ノーザンファーム生産馬・岩田の１番枠…と狙わなければならない材料が揃いすぎている。10戦目だろうが何だろうが、ナリタブライアンのように使って使って本格化する馬だっているのだから気にしない。
　
買いたい馬（３）ポルトドートウィユ
これと接戦したのがダービー５勝の武豊騎手でディープインパクトにエアグルーブの血が流れているのでは狙わないわけにはいかない。ただ母父にクロフネの血ということで、これもフレンチデピュティー同様2,400m芝で狙うべき馬とはいえない。ただ来られるとあまりに悔しいので意地でも買うものの、買う額は半額としたい。

以上