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2022/12/24 17:32
本当にお疲れ様でした!!!2
グランドジャンプ、サナシオン1強ムードだった。前走のレースぶりを見ると、上位のチャンスはあるだろうと思ったけど、勝ち切るまでは厳しいかもなと思っていた。だが、サナシオンとブライトボーイの3番手につけると最後の障害を超えた後に突き抜けた。かなり叫んだ記憶がある。
当時、アップトゥデイトやエイコーンパス、ニホンピロバロンがいない中でのG1勝ちだったので、運良く勝てただけなのではないかという声もあったけど、自分は本物の勝利だと思っていた。このペースで逃げるサナシオンに勝てる馬は現役の中でもごく僅かしかいないのではと思ったからね。実際、サナシオンは障害戦9戦7勝で先着できたのは、アップトゥデイト、エイコーンパス、オジュウチョウサンの3頭だけ。
東京ジャンプからは、G1馬になったから下手な競馬はできない、負けたら叩かれてしまうというプレッシャーとの戦い。ウインヤードに迫られたときは焦ったけど、なんとか勝てた。
その後の連戦連勝で絶対王者のイメージが強いだろうけど、自分としては「G1馬だから負けてはいけない」という気持ちで見続けたら、なんか勝ち続けていったという感じ。
東京ハイジャンプでは、落馬したラグジードライブの空馬の煽りで4コーナーで外に膨れてしまった。これヤバい負けてしまうかもと思ったが、なんとか内に寄って先団にとりついたとき「いやまだチャンスある」という気持ちになって、なんとかマキオボーラーを抑えた。
この年の中山大障害では、馬は初の単勝1倍台、騎手は初の重賞単勝1倍台で、吐きたいくらいレース前自分は緊張していた。現地観戦したが、パドックから本馬場入場まで歩くのがきつかった。これ負けたらかなり叩かれる、という気持ちが結構あって。
レースでは、ドリームセーリングとアップトゥデイトの3番手を追走して、最後の直線で一気に突き離して9馬身差つけた。ここまで強いのかぁと泣いたね。
翌年のスプリングジャンプ。1番の不安は初めての関西輸送だったけど、問題なくこなせた。このレースが、オジュウチョウサンが走ったレースの中で1番好メンバーだったと思う。屈腱炎で離脱中のニホンピロバロン以外全員の現役重賞ウイナー(当時)が一気に参戦した訳だから。道中、オースミムーンが襷コースで一気に押し上げて寄せていって、かなりマークきついと思ったけど跳ね返せた。(続)