本当にお疲れ様でした！！！

新馬戦。松岡騎手は馬がズブいよと思っていたらしい。同じ新馬戦に、後に京都ハイジャンプを勝つマドリードカフェがいた。2戦目も同じような感じでズブさを見せて負けた。勝ったのはベルキャニオンで、ダービーにも出た。後にダービーに出走した馬の未勝利戦にいたというのがなんかすごいよね。

最初に障害入りしたときは14着。同じレースで13着だった馬は同じく初障害だったラステラ。ここから下剋上のように勝ち続けるというのは当然すごいけど、ラステラと一緒に17年のグランドジャンプの舞台に立ったというのもすごく感じる。

未勝利戦を走ってたとき、石神さんはウメジマダイオーに乗っていた。ウメジマダイオーは未勝利勝つ直前の段階で、オジュウチョウサンとは別の意味で期待しながら見ていた。

東京で未勝利戦勝った当時は、これ大物かもなという気持ちにはあまりならなかった。むしろ山本騎手1年ぶりの勝利おめでとうという気持ちが強かった。中京のOPを勝ったとき、まだ4歳だしこれは先々期待できるかもと思った。

東京ジャンプのとき、山本騎手がコスモソユーズに乗ることになったので、石神騎手が代役として乗るようになった。当時はスタートが全然ダメで最後の直線しか真面目に走らなかった。それで4着まで来るんだから、その時点で素質は見せてたんだな。福島のOPを勝ったとき、平地で2回しか走ってないのに障害で3勝、障害走るために生まれたんじゃないのかと感じた。

イルミネーションジャンプと中山大障害は後半しか競馬をせずに最後の直線勝負だけになってしまった。この中山大障害でアポロマーベリックが予後不良で死亡してしまい、関東勢の障害馬たちが悲惨な状況になっていた(当時の関東馬の中での最高賞金はティリアンパープル)。

翌年の中山のOPで、掲示板に関西勢の独占を止めるのはお前だと書いた。アップトゥデイト、エイコーンパス、サナシオン、この強力な関西勢達に勝てるくらいになれよと。ニホンピロバロンの2着だったけど、2キロ重い中で3着に9馬身離してたので、これは重賞でもチャンスあるんじゃないかと思った。実際、このレースがメンコの耳を外す最初のレースだった。(続)