俺は、とにかく歩き続けました。

俺は、気がつくと千葉県のどこかに働き疲れて、金の力を借りない生活をしていた。その場所が、イヤになり、東京へと歩き続けました。江戸川を渡る時に「東京って、くさっている臭いがするな〜！」と、ゼネコン離れかと独り言を吐き出して、小岩辺りの環七を北に歩き始めた。練馬に着き、売り払った懐かしい景色を俺は、独りきりで通帳の残高が、2千万円かと、「錦糸町に住んで、妙かな。」ふるさとの無い自由過ぎる生活をまた始めた。そこで、新しく仕事を見つけて公民館で働き始めた。俺は、音響技師というものを手に職で、今度は、照明も出来る場所に来れた訳だ。「この場所で暮らしていこうか」と妻に出会うまで、独りで暮らした。