941件のひとこと日記があります。
2019/03/16 01:17
レースが終わった後
ジョッキーの表情っていうのは、悲喜こもごも、様々なものがある。
先週の日曜阪神2R(メンバー限定に公開しているレース)を制したモズカプリッチョですが、ゴール板を過ぎる瞬間に骨折を発症した。
あまりに大きくバランスを崩したばかりに、小牧騎手は右のアブミが外れてしまいなかなか減速できず、少々危ないシーンも実際のレース映像に収められている。
本来、上位入線した馬に関しては鞍を騎手本人が外さないといけな位が(他の人間が触ると検量をごまかすことができてしまうため)、小牧騎手は期待していたモズカプリッチョが故障してしまったことにショックを隠せず、馬を直視できず、係員に頼んだという話だ。それほど、騎手にとっては残念な出来事だったということ。
今回は少し悲しい話ではあったが、当然現場では喜怒哀楽の"喜"が際立つ話などもたくさんある。おもしろいのは"怒"の話だったりもするが……また、現場のお話をお届けしよう。
《想定注目馬》
日曜/阪神12R
タガノジーニアス
(団野騎手/斉藤崇厩舎)
今年、競馬学校出身の新人騎手でここまでに勝ち星を挙げているのは斎藤新ジョッキーだけ。ただ、岩田康誠騎手の息子である望来くんや関東の菅原明良くんなど、見せ場を作っていてチャンスはすぐそこまで迫っているという子もいます。
そんな中、今回オススメしたいのは団野大成くんが騎乗する、斉藤崇厩舎所属のタガノジーニアス。
団野くんの家系は競馬に携わっている人が多く、実はお父さんは厩務員としてトレセンで働いています。しかも、団野くんと同じ斉藤崇厩舎の所属なんですね。
勘の良い方はもうお察しかと思いますが、実はこのタガノジーニアスは団野くんの実父が担当している馬なのだ。つまり今回のレースは、親子のタッグで挑む1戦となる。当事者は当然のこと、周囲の厩舎関係者にも力の入るところですし、ぜひ好結果を期待したいところ。